~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

たとえ老いても、貧しくても 笑って幸せフェア

ちくま文庫のこの手の分野、ラインナップが面白かったので、まとめてみました。

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嵐山光三郎 『「下り坂」繁盛記』
嵐山光三郎 『不良少年』
赤瀬川源平 『老人力 全一冊』
都築響一 『珍日本超老伝』
山田風太郎 『半身棺桶』
古今亭志ん生 『なめくじ艦隊』
古今亭志ん生 『びんぼう自慢』
岡崎武志 『貧乏は幸せのはじまり』
後藤繁雄 編・著『独特老人』
南伸坊 『オレって老人?』
沢村貞子 『老いの道づれ』
沢村貞子 『老いの楽しみ』
南 和子 『暮しの老いじたく』
植木等 『夢を食いつづけた男』
鹿子裕文 『へろへろ』

読む美術フェア

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原田マハ「楽園のカンバス」新潮文庫
原田マハ「暗幕のゲルニカ」新潮
原田マハデトロイト美術館の奇跡」新潮文庫
原田マハ「モダン」文春文庫
原田マハ「風塵雷神」上下 PHP出版
原田マハ「たゆたえども沈まず」幻冬舎
原田マハ「常設展示室」新潮社
原田マハ「モネのあしあと」幻冬舎新書
原田マハゴッホのあしあと」幻冬舎新書

原田マハほか「パリの小さな美術館」とんぼの本 新潮社

安部龍太郎等伯」上下 文春文庫

黒田日出男「絵画資料で歴史を読む」ちくま学芸文庫
黒田日出男「謎解き伴大納言絵巻」小学館
吉田亮 「俵屋宗達平凡社新書
三戸信恵「色から読み解く日本画エクスナレッジ

島尾 新「水墨画入門」岩波新書
小林忠「日本水墨画全史」講談社学術文庫

浦上 満「北斎漫画入門」文春新書
神山典士「知られざる北斎幻冬舎
田中聡 「北斎川柳」河出書房新社
北斎館 編「北斎 視覚のマジック」平凡社
葛飾北斎 e-mook 宝島社
小学館あーとぶっく15 北斎の絵本」小学館
梶よう子「北斎まんだら」講談社時代小説文庫
富岳三十六景』岩波文庫

赤坂治績「完全版 広重の富士」集英社新書ヴィジュアル版

大原信一「中村正義の世界」集英社新書ヴィジュアル版
篠田桃紅「人生は一本の線」幻冬舎

辻惟雄 「あそぶ神仏」ちくま学芸文庫
辻惟雄 「奇想の発見」 新潮社

大久保純一「広重」角川ソフィア文庫
大久保純一「北斎角川ソフィア文庫
狩野博幸若冲角川ソフィア文庫
細見良行「琳派角川ソフィア文庫

中野京子「怖い絵」角川文庫
中野京子「怖い絵 泣く女篇」角川文庫
中野京子「怖い絵 死と乙女篇」角川文庫
中野京子「名画の謎 ギリシャ神話篇」文春文庫
中野京子「名画の謎 旧約・新約聖書篇」文春文庫
中野京子「欲望の名画」文春新書

千足伸行フェルメール河出書房新社
山口周 「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 光文社新書

2月のおさえておきたい本 【新書】

ちくま新書(5日)
横山光昭『長い老後のためのお金の基本』780円+税
ちくまプリマー新書(5日)
本郷和人『日本史でたどるニッポン』840円+税
NHK出版新書(10日)
NHK取材班『AI vs.民主主義』850円+税

講談社現代新書(13日)
小林道彦『近代日本と軍部1868-1945』1300円+税
阿辻哲次『日本人のための漢字入門』880円+税
田坂広志『直観を磨く 深く考える七つの技法』900円+税
ブルーバックス(13日)
千葉聡『進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語』1000円+税
松岡学『数の世界』1200円+税
竹内薫『「ファインマン物理学」を読む』1200円+税
朝日新書(13日)
斎藤孝『一行でわかる名著』810円+税
呉座勇一『日本中世史への招待』810円+税

中公新書(19日)
佐藤洋一郎『米の日本史』980円+税
外山滋比古『日本語の個性 改版』800円+税
岩波新書(22日)
水原紫苑 編『大岡信折々のうた」選 短歌(1)』780円+税
大津透『律令国家と隋唐文明』840円+税
柳田邦男『人生の1冊の絵本』980円+税
祥伝社新書(29日)
堀江貴文 予防医療普及協会『120歳まで生きたいので、最先端医療を取材してみた』未定
原田マハ 高橋瑞木『すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス』未定

エッジの効いた幻冬舎新書

実は、私たち零細書店にとって、幻冬舎はあまり印象はよくありません。

一企業としては正しい経営スタイルなのですが、集中企画、集中販売を徹底しているため、
メディアなどで紹介される話題の本は、実績のある大型店に集中的にまわされ、
一部の書店に山と積まれた本が、中小の書店にはほとんどまわってきません。

お客さまから、予約をいただいた本であってもです。

確かに、そうした販売方法の方が数字は確実に伸ばせるので、
私たちの恨みは買っても、見城社長のような戦略をとることは有りだと思います。

したがって、私の店でも、話題になってお客さんから注文が入る本以外は、
それほど力を入れては仕入れていませんでした。

言われてみれば、零細書店といえども商品の販売や営業は、
2割の商品が8割の売り上げを支える80:20の法則は、もっと徹底すべき原則です。

要は、数字を稼ぐ部分と1冊や1人のお客の価値との付き合い方の問題です。


ところが、最近になって個人的にここ数ヶ月の間に読んでいた本のなかに、
なんと幻冬舎新書が6冊も入っていました。
別に出版社で選んだわけでもなく、最近の世の中の切実な問題を追いかけていたら、
たまたま幻冬舎新書が異常に多かったのです。

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新書というと大手のI書店、K社、T社などがありますが、そこに新規で食い込むには、
確かに二匹目、三匹目のドジョウを追うのではなく、それなりの特徴がなければ生き残れません。

もっとも最近の出版社は、どこも仕事の外注比率が高く、特徴を出しているとこは少ない業界なのですが、
この幻冬舎新書の編集者は、同じテーマを扱っても、著者にどのようにまとめあげさせるか、
とても鋭い手腕を発揮されているように思えました。
どのような編集者なのか、まだ検索もしていませんが、かなり優秀な方であることは間違いありません。

そこで、今までは仲良くしようなどとは思っていなかった幻冬舎(笑)の新書を
小規模ながらコーナーにまとめてみました。

その気持ちを伝えるには、一点、一点にPOPをつけなければならないでしょうが、
ま、そのうちということで。

堤未果 「日本が売られる」
宮本太郎編 「弱者99%社会」
中野剛志 「日本の没落」
宮台真司福山哲郎 「民主主義が一度もなかった国・日本」
小林よしのり宮台真司東浩紀 「戦争する国の道徳」
岸博幸 「ネット帝国主義と日本の敗北」
岸博幸 「オリンピック恐慌」
橋本卓典 「金融排除」
丸山俊一+NHK「欲望の民主主義」制作班 「欲望の民主主義」
中村仁一 「大往生したけりゃ医療とかかわるな」
中村仁一 「大往生したけりゃ医療とかかわるな 【介護編】」


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「マタギに学ぶ自然生活」フェア

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マタギに学ぶ自然生活フェア


狩野順司 『群馬藤原郷と最後の熊捕り名人』 文芸社 2010    ☆☆☆            
酒井正保 『上州最後のマタギたち 聞き書き』 群馬県文化事業振興会 2004  品切れ      
高柳盛芳 『群馬・奥利根の名クマ猟師が語る モリさんの狩猟生活』山と渓谷社  ☆☆           
千葉徳爾 『狩猟伝承(ものと人間の文化史14)』法政大学出版局 1975   ☆☆☆        
武藤鉄城 『秋田マタギ聞書』 慶友社 1969​
田口洋美 『マタギ 森と狩人の記録』 慶友社 1994                        
志田忠儀・西澤信雄『朝日連峰の狩人』山と渓谷社 1991                   
佐藤宏之 『小国マタギ 共生の民俗知』 農文協 2004

平野惣吉『山人の賦 Ⅰ 尾瀬・只見の猟師とケモノたち』白日社 s59            
平野輿三郎『山人の賦 Ⅱ 』白日社 s59                
山本福義・南雲藤治郎『山と猟師とケモノたち』白日社 s54                
山田亀太郎・ハルエ『山と猟師と焼畑の谷』白日社 s58                  

遠藤ケイ 『熊を殺すと雨が降る―失われゆく山の民俗  ちくま文庫
遠藤ケイ 『おこぜの空耳 山界風聞』かや書房 1991 ☆☆☆

米田一彦 『山でクマに会う方法』 ヤマケイ文庫   ☆☆☆                 
姉崎 等『クマにあったらどうするか』ちくま文庫 2014  ☆☆☆                 
田口洋美『クマ問題を考える』ヤマケイ新書 2017   ☆☆☆             
                     
辻岡幹夫 『シカの食害から日光の森を守れるか』 随想舎 1999 ☆☆             
前迫ゆり・高槻成紀 編『シカの脅威と森の未来シカ柵による植生保全の有効性と限界』文一総合出版☆☆
田中康弘『猟師が教える シカ・イノシシ利用大全』 農文協 2015  ☆☆
高槻成紀『シカ問題を考える』ヤマケイ新書 2015  ☆☆

田中康弘『マタギ 矛盾なき労働と食文化』エイ出版 2009  ☆☆☆
田中康弘『マタギとは山の恵みをいただく者なり』エイ出版社 2013  ☆☆☆              
田中康弘『日本人はどんな肉を喰ってきたのか?』エイ出版社 2014  ☆☆☆           

矢口高雄マタギ』ヤマケイ文庫 2017
矢口高雄マタギ列伝 新装版(上)(下)』ヤマケイ文庫 2019
戸川幸夫・作、矢口高雄・画『野生伝説 爪王』ヤマケイ文庫 2018
戸川幸夫・作、矢口高雄・画『羆風』 ヤマケイ文庫 2018
                 
早川孝太郎 『猪・鹿・狸』 講談社学術文庫 昭54                    
小寺祐二編著『イノシシを獲る ワナのかけ方から肉の販売まで』農山漁村文化協会2011 ☆☆
飯田辰彦『罠師 片桐邦雄 狩猟の極意と自然の終焉』みやざき文庫 2013 ☆☆
​千松信也 『ぼくは猟師になった』新潮文庫 ☆☆☆

              
中村禎里 『狸とその世界』 朝日選書 1990                         
佐藤垢石 『完本 たぬき汁』 つり人社    ☆☆☆                     
佐藤垢石 『「たぬき汁」以後』 つり人社   ☆☆☆                     
​    
小倉美惠子 『オオカミの護符』新潮文庫 2011  ☆☆☆                  
​近藤雄生 澤井聖一 菊水健二(監修)『オオカミと野生のイヌ』エクスナレッジ  ☆☆☆

根深 誠『白神山地マタギ伝 鈴木忠勝の生涯』ヤマケイ文庫 2018 ☆☆
田口洋美『新編越後三面山人記』ヤマケイ文庫 2016  ☆☆
高桑信一『古道巡礼 山人が越えた径』ヤマケイ文庫 2015  ☆☆☆
高桑信一『山の仕事、山の暮らし』ヤマケイ文庫 2013 ☆☆☆
山本素石『山棲み まんだら』ヤマケイ文庫 2018 ☆☆☆

宮崎学『写真ルポ イマドキの野生動物 人間なんて怖くない』 農山漁村文化協会  2012 ☆☆
千松信也『けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然 』リトル・モア 2015 ☆☆
このは編集部 編『生きもの好きの自然ガイド 食べるって楽しい!』文一総合出版 2012 ☆☆
このは編集部 編『生きもの好きの自然ガイド 生きもの冬ものがたり』文一総合出版 2012 ☆☆
小宮輝之 『哺乳類の足型・足跡ハンドブック』文一総合出版 2013  ☆☆
                 


沓沢朝治著 福嶋明宏編『熊鷹の生態』 上毛新聞社 2007   ☆☆             
真木広造/写真・解説『ワシタカ・ハヤブサ識別図鑑』平凡社 2012 

田野芳久/前田信二『群馬いきもの図鑑』メイツ出版 2015  ☆☆
葛尾淳一 『群馬の昆虫生態図鑑』メイツ出版   ☆☆
野本寛一 『生きもの民俗誌』 昭和堂 2019
​内山 節 『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』講談社現代新書  ☆☆☆         
 
                    
『生き物としての力を取り戻す50の自然体験』オライリージャパン 2019   ☆☆☆            


こちらの書籍リストは、「みなかみまちライブラリーネットワーク 水脈」の
谷川岳と利根の自然ライブラリー 4、生きものたち hosinoue.wixsite.com

を参照しております。

2 月のおさえておきたい本【文庫】

河出文庫(4 日)
〇 花田菜々子『出会い系サイトで 70 人と実際に会って その人に合いそうな本をすすめまくった 1 年間のこと』600 円+税
〇 土方正志『瓦礫のなかから、本を出す』950 円+税
光文社文庫(5 日)
あさのあつこ『雲の果』未定
東野圭吾『犯人のいない殺人の夜 新装版』未定
知恵の森文庫(5 日)
池田圭一 造事務所 編『誰かに教えたくなる科学の雑学 300』未定
〇 河合敦『日本史は逆から学べ<江戸・戦国編>』未定
文春文庫(5 日)
〇 坂岡真『不倶戴天の敵』690 円+税
佐伯泰英『酒合戦 新・酔いどれ小籐次(16) 』730 円+税
佐伯泰英『朧夜ノ桜 居眠り磐音(24)決定版』730 円+税
佐伯泰英『白桐ノ夢 居眠り磐音(25)決定版』730 円+税
伊集院静『女と男の品格。 』640 円+税
司馬遼太郎『会話として<新装版>』650 円+税

草思社文庫(6 日)
〇 藤井耕一郎『百目鬼の謎』800 円+税
〇 山岡淳一郎『勝海舟 歴史を動かす交渉力』1200 円+税
PHP 文庫(6 日)
〇 関裕二『古代史は知的冒険(仮)』840 円+税
さだまさし『やばい老人になろう(仮)』720 円+税
徳間文庫(7 日)
〇 稲葉稔『流転の峠』680 円+税
朝日文庫(7 日)
沢木耕太郎『春に散る(上)、(下) 』各 860 円+税

講談社学術文庫(10 日)
〇 永田久『暦と占い 秘められた数学的思考』1180 円+税
〇 森茂暁『南朝全史 大覚寺統から後南朝へ』1070 円+税
だいわ文庫(10 日)
斎藤孝『日本語の技法』700 円+税
ちくま学芸文庫(10 日)
岡野弘彦折口信夫伝』1600 円+税
〇 C.ライト.ミルズ『パワー・エリート』1900 円+税

講談社文庫(14 日)
鳥羽亮『お京危うし 鶴亀横丁の風来坊』630 円+税
山本周五郎『雨あがる 映画化作品集』650 円+税
〇 西村京太郎『西鹿児島駅殺人事件』700 円+税
黄金文庫(14 日)
兵頭二十八『日本史の謎は地政学で解ける』未定
〇 井上宗和『日本の城の謎 伝説編』未定

集英社文庫(20 日)
今野敏『アンカー(仮)』未定
神永学浮雲心霊奇譚 白蛇の理(仮)』未定
広瀬隆『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈(仮)』未定
山之口獏 他『オキナワ 終わらぬ戦争』未定
中公文庫(20 日)
伊東潤『走狗』820 円+税
新堂冬樹『血』880 円+税
堂場瞬一『破弾 刑事・鳴沢了』800 円+税
〇 西村京太郎『宮島・伝説の愛と死』600 円+税
ドナルド・キーン 吉田健一 訳『日本の文学』未定

角川ソフィア文庫(21 日)
松岡正剛『千夜千冊エディション 宇宙と素粒子』未定
松岡正剛『千夜千冊エディション 心とストレス(仮)』未定
今泉忠明『絶滅野生動物事典』未定
〇 未定『国のうた』未定
渡辺精一諸子百家』未定
角川文庫(21 日)
池澤夏樹『キトラ・ボックス』未定
伊坂幸太郎『AX アックス』未定
〇 藤井邦夫『江戸の御庭番(5)、 (仮)』未定

知的生きかた文庫(22 日)
〇 久野譜也『60 歳からの「筋活」(仮)』未定
帯津良一 幕内秀夫『なぜ「粗食」が体にいいのか(仮)』未定

新潮文庫(28 日)
葉室麟『古都再見』630 円+税
〇 徳岡孝夫 ドナルド・キーン三島由紀夫を巡る旅 悼友紀行』590 円+税
真山仁『オペレーション Z』1000 円+税

ハヤカワ文庫 SF
〇『宇宙英雄ローダン・シリーズ 610 <つむじ風>ミュータント』700 円+税
〇『宇宙英雄ローダン・シリーズ 611 オクストーン人と提督』700 円+税