2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
前に紹介した水村美苗さんの『日本語が亡びるとき』 筑摩書房 定価 本体1,800円+税 この本が、あまりにも多岐にわたって示唆に富んだすばらしい著作なので、数回にわたって本書を通じて考えたことを書いてみたくなりました。 以前、アメリカドルの力が衰退…
以前、このブログで紹介した立松和平『二荒』が絶版になり、問題の部分を削除したものが再販されるのかどうか、立松さんにとって大事な作品であると思われるだけに、先行きを不安な思いで見守っていたところ、勉誠出版さんから、ご丁寧な抜本的改稿による新…
このところ書評が、いたる所に出まくっている本です。 水村美苗著 『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』 筑摩書房 定価 本体1,800円+税 インターネットやグローバル経済のもとで、英語が標準語としての地位をますます高めるなかで、 日本語、国語の復権…
ドナルド・キーン著 角地幸男訳 『足利義政と銀閣寺』 定価 本体762円+税 わたしが修学旅行で銀閣寺を訪れたとき、それまでノルマ消化のごとく引きずり回されながら見てまわった京都・奈良の壮大、華麗な寺院の数々とは唯一違った、静かな空間であることだ…
今月のおさえておきたい本 2009年1月 ◆◆◆ 一般書 ◆◆◆ 講談社 100周年書き下ろし 『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上・下』白石一文 各巻1600円+税 『千世と与一郎の関ケ原』佐藤雅美 1800円+税 『反乱する管理職』高杉良 1700円+税 『幼年時代』L・…