~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

12月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 山本容子・井上真希 『ルナ+ルナ 山本容子の美術旅行』 講談社 1,900円+税 (1日) 〇 竹内正浩 『地図で読み解く 戦国合戦の真実』 小学館 2,000円+税 (1日) 〇 『井沢元彦の戦乱の日本史』 小学館 1,300円+税 (1日) 〇 植木朝子 『…

精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本

これも、どうしても紹介しておきたい本。 大熊一夫 著 『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』 岩波書店 2,520円 随分昔になりますが、この著者の『ルポ・精神病棟』を読んだときの衝撃はすごかった。 これを病院と呼んでよいのだろうかと思われるような…

安中の後閑城址へ行きました

「かみつけの国 本のテーマ館」の取材で、安中市にある後閑城址公園へ行ってきました。 北毛地域に比べると、まだ西毛地方の城址は、ほとんど行っていないので、 追々攻めていきたいと思っていました。 この後閑城は、箕輪城と連携したこのあたりの安中、松…

湯浅誠『岩盤を穿つ』

書評ではありませんが、どうしてもお知らせしておきたかった本なので紹介だけさせていただきます。 テレビでその姿を拝見したとき、ずいぶんしっかりしたことをされている人だと感じましたが、 知れば知るほど、大事なところをおさえている方です。 (以下は…

無料で広がるビジネス

クリス・アンダーソン著『FREE』 NHK出版 どこかで聞いた名前だと思ったら「ロングテール」という言葉の生みの親で、私自身もブログで以前書いていました。 11月26日に発売の本ですが、本の発売に先行してネットで内容を公開するというもの。 (残念ながら公…

紅葉といえば、桜っ!

鬼石の冬桜をようやく見ることができました。 この紅葉の季節に見れる冬桜こそ、最高! 盆と正月と クリスマスと誕生日が いっぺんに来たような景色。 今年から夜のライトアップもするようになったそうです。

古代の有馬氏ってどれほどの勢力だったのか?

前に書いた大島史朗先生の講演で、今の渋川市周辺が有馬氏の勢力圏の範囲であったとは断定し難い、 渋川氏につながるなんらかの独立した富裕な勢力圏が存在したことを知りましたが、 ここにきて急に、有馬氏そのものがはたしてどれほどのものだったのか、疑…

「おもてなし」ミーティングがあなたのチームを強くする

阿部 剛 著 『1日10分!「おもてなし」ミーティングがあなたのチームを強くする。』 インフォトップ出版 定価1,500円+税 タイトルで興味を持った本です。 「おもてなし」力のない私が、こうした本を紹介するのはツライ! うちの職場で最も欠けている問題…

勇気がわいてくるショッキングな数字

「新文化」という業界紙、11月12日号の記事からの感想です。 私にははじめは大変ショックな数字でしたが、ちょっと冷静に考えると嬉しくも思えた情報。 全国の書店総売上高(書店経由売上高) 1兆5094億円 このうち年商10億円以上が193社 ここ…

『沈まぬ太陽』と小倉寛太郎

映画『沈まぬ太陽』を公開後間もなくみてきました。 細部の仕上げ方には疑問を感じるところもありましたが、多くの困難を乗り越えて、長い原作をこれだけの作品にまで仕上げてくれたことには、大いに敬意を表したいと思います。 この作品はまず新潮社から刊…

甲波宿禰神社の謎 その3  大島史郎さんの講演から

甲波宿禰神社が川の信仰であることに、私はどうも違和感を感じていたのですが、 その疑問を解決してくれる貴重な機会に運よく恵まれました。 11月1日(日)に渋川市立図書館の郷土史講座で、大島史郎さんが「渋川郷と渋川氏」と題して、 甲波宿禰神社にも触…

渡良瀬遊水地の谷中村跡

考ええてみると私は、 こうした場所にひとりずっと立って時間を過ごすことが 昔からとても好きだ。 足尾銅山の廃坑跡の見える山々。 安土城址など、なにも建築物の残っていない城址。 御巣鷹の尾根。 どこも何度となく通い続けている。 そんな場所のひとつで…

オンマ谷という場所

先週、榛名山の二ツ岳(雄山、雌山)に登り、オンマ谷という場所にはじめて行ってきました。 まったく予備知識なしで訪れた場所なのですが、これほどのところとは、まったく知りませんでした。 相馬岳と二ツ岳に挟まれた狭い谷間なのですが、榛名山の外輪山…

11月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 瀬戸内寂聴 『わたしの蜻蛉日記』 集英社 1,600円+税 (4日) 〇 山折哲雄編『日本仏教史入門―基礎資料で読む』 角川学芸出版 2,000円+税(6日) 〇 山田法胤 『迷いを去る 百八の智慧』 講談社 1,300円+税 (6日) 〇 日野原重明 『よき死…