渡良瀬遊水地の谷中村跡
考ええてみると私は、
こうした場所にひとりずっと立って時間を過ごすことが
昔からとても好きだ。
足尾銅山の廃坑跡の見える山々。
安土城址など、なにも建築物の残っていない城址。
御巣鷹の尾根。
どこも何度となく通い続けている。
そんな場所のひとつでもある渡良瀬遊水地の谷中村跡。
ここは今回で二度目。
残念ながら4時半でゲートが閉まるので、慌ただしく追い出されてしまった。
今回は、到着時間が遅かったため仕方がない。
先に佐野市の歴史郷土博物館の田中正造の遺品を見てから立ち寄ったので、本来であれば、もっとゆっくりと佇んで時を過ごしたかった。
自分のやっていることを理解してくれる者などひとりもいない、
と孤独な闘いに明け暮れた田中正造。
それは、その功績を讃えられている今も変わっていないかもしれない。
もしそれがわかっていれば、八ツ場ダムの住民の犠牲を繰り返すことはなかっただろう。
この渡良瀬遊水地の広大な敷地の片隅に立って、
風の音、鳥の声を聴いているだけで、
なぜか身震いするような元気が出てくる。
こうした場所にひとりずっと立って時間を過ごすことが
昔からとても好きだ。
足尾銅山の廃坑跡の見える山々。
安土城址など、なにも建築物の残っていない城址。
御巣鷹の尾根。
どこも何度となく通い続けている。
そんな場所のひとつでもある渡良瀬遊水地の谷中村跡。
ここは今回で二度目。
残念ながら4時半でゲートが閉まるので、慌ただしく追い出されてしまった。
今回は、到着時間が遅かったため仕方がない。
先に佐野市の歴史郷土博物館の田中正造の遺品を見てから立ち寄ったので、本来であれば、もっとゆっくりと佇んで時を過ごしたかった。
自分のやっていることを理解してくれる者などひとりもいない、
と孤独な闘いに明け暮れた田中正造。
それは、その功績を讃えられている今も変わっていないかもしれない。
もしそれがわかっていれば、八ツ場ダムの住民の犠牲を繰り返すことはなかっただろう。
この渡良瀬遊水地の広大な敷地の片隅に立って、
風の音、鳥の声を聴いているだけで、
なぜか身震いするような元気が出てくる。