~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

告発の時代は終わった

連休明けからはじめる予定のフェアの パネルだけが出来上がった。 毎年、この時期は新緑の行楽シーズンにあわせた企画をしているが、今年は 「木を植えた男」フェア 児童書絵本の『木を植えた男』をメインイメージにして、 内容軸は、世界一木を植えた男、宮…

ボク、議論はキライです。

多分わたしは、人からは議論好きの人間のように思われていると思う。 でも、仕事や仲間たちとの間で 長い議論になるのは大嫌いです。 長時間の議論、 それは、多くの場合、 「考えてる」とは言えない状態になってるような気がして。 真剣な議論をするなら レ…

灰に埋もれた消えない火

童門冬二著『上杉鷹山』学陽書房 これを読んだ方はけっこう多いと思う。 上杉鷹山の評伝の最高傑作であるばかりでなく、 童門冬二の作品でもこれに匹敵する作品は未だ出ていないのではないかといわれる。 その評価を代表する有名なエピソードを以下に要約抜…

この胸の奥の何か熱いもの

毎度、自分の手には負えないテーマに首突っ込んでしまって後悔してますが、 コンピュータなどの高度な計算力のある道具が発達すればするほど、 問題は、その機能よりも、それを使うものの意思、目的如何が大事であることが いろいろな場面で実感として感じら…

脳 VS 心臓

脳が人間の意識の中枢であることに間違いはない。 だが、ひとの「こころ」、存在の核心がはたして脳にあるといえるのだろうか。 脳死判定をめぐる臨床例などから、脳のほとんどが死んだ状態になっても 脳幹のほんの指先ほど小さな部分が残っているだけで、 …

第四の心臓、それは・・・・、

第四の心臓。 心臓のはたらきをサポートする第四の役割を果たすもの。 それは ひとの「積極的なこころ」です。 心臓が昔、「心の臓」とよばれたのは ただ、からだの中心の臓器だからというだけではなく 洋の東西を問わず、 人の「こころ」「ハート」がそこに…

第三の心臓、「足」

第三の心臓としての「足」 わたしは足フェチでもあります。 我が心の師匠(摺本好作さん)との間では、人間にとって「手」果たす役割と「足」の果たす役割、それぞれの意義の大きさについてしばしば競い合っています。 前回、心臓のはたらきをサポートしてい…

第二の心臓

健康ネタをしばらく続けよう。 以前にどこかに書いたが、 人間の心臓は一日にドラム缶およそ30本分の血液を 体内に送り出す働きをしているという。 自分で灯油を手動ポンプでくみ上げる作業をしたら、 2~30リットルのくみ上げ作業を10分程度やっただけで腕…

病名つけることより「養生」

以前、法事の場で親族が集まって毎度のことながらそれぞれの健康談議になったとき、従兄の医師が、病名を診断するのは医師の仕事であって、患者のすることではない、 という話になったことがあった。 患者は自分の症状からいろいろな病名などを推測して判断…

検査・診断・処方って?

報告が遅くなりましたが、 金曜日の午前中にちゃんと二度目の病院に行ってきました。 再度、その後の経過などいろいろ改めて聞かれたが、 先生は、検査の結果や問診による私の返答に しきりに首をかしげる。 ぜん息などの場合は、夜咳き込むことが多いそうだ…

林住期(りんじゅうき)

五木寛之の新刊で提唱している すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のこと。 古代インドでは、 人生を四つの時期に分けて考えたという。 「学生期(がくしょうき)」、 「家住期(かじゅうき)」 そして、「林住期(りんじゅうき)」と 「遊…

風に舞う桜

今、昼食と高校への配達をして帰ってきた。 沿線の桜が風に煽られて ヒラヒラと見事に散っていた。 あまりの美しさに いっそ車を降りてその下に立って 歌舞伎役者になりきって 大見得をきってみたくなるようだった。 咲くもよし 舞うもよし 散るもよし 桜か…

「まちの駅」

「道の駅」のことではありません。 「まちの駅」です。 まだ認知度は低いかもしれませんが、北関東を中心に 民間レベルで広がっている運動です。 これは既存の公共施設や個人商店などの空間を利用して、 他所からきたひとをもてなす空間づくりを広めて行こう…

夢日記

うなされたのか、笑い転げたのか よくわからない夢をみて目が覚めたので 忘れないうちに書いておく。 (夢のことなので、文は支離滅裂です) なにかの祭りのなかに自分がいる。 もう祭りも終わりかけているようで、 自分は帰りを急いでいる。 繁華街の裏道を…

政治家、吉田茂の自問

先日、呼吸器科の医者に行って待合室にいる間、 小倉和夫著『吉田茂の自問 敗戦、そして報告書「日本外交の過誤」』 藤原書店 2003年 税込価格2,520円 という本を読んでいた。 これはちゃんと知っていて買った本ではなく、 かねて吉田茂には、特別の興味をも…

やっぱり、病は気のせい

日曜日は毎週、コンビニで新聞をごっそり買う。 朝日、読売、毎日、日経、産経、上毛、東京の7紙。 書評欄をチェックするためです。 ちょっと立ち寄る時間が遅くなると、たいてい上毛、朝日が先に売り切れてしまう。 新聞への依存度はめっきり減ったが、た…

読むことすら待てない、おすすめ本

久々に誰にでも絶対おすすめといえる本が出た! ・・・・と、思う。 というのは、 待望の本であるにもかかわらず、 まだ私は読んでいないからです。 皆に勧めたい本であるにもかかわらず 残念ながら、今1冊しか店に在庫がないため 私が買ってしまうわけには…

岩波文庫 私の三冊

岩波書店の月刊広報誌「図書」の臨時増刊号で 岩波文庫創刊80周年記念号として、各界の著名人(研究者だけでなく、芸能人からミュージシャンまで)に今なお心に残る岩波文庫三冊を選んでもらうアンケートを送り、232通の回答がよせられたものが掲載されてい…

そうすることしか出来なかった現実

久しく重労働に追われてたため、 書きたいことがいろいろたまているので、 ちょっと徒然なるままに書き記しておきたい。 海の向こうのKさんが、今度インタビューの仕事をすることになたので、なにか参考になる本はないかとの日記があったが、見つけきらない…