検査・診断・処方って?
報告が遅くなりましたが、
金曜日の午前中にちゃんと二度目の病院に行ってきました。
再度、その後の経過などいろいろ改めて聞かれたが、
先生は、検査の結果や問診による私の返答に
しきりに首をかしげる。
ぜん息などの場合は、夜咳き込むことが多いそうだが、
私の場合、朝や寝るときは比較的安定している。
「おかしいなぁ、わけわかんねーなー。」
オイオイ、この医者!
血液検査の結果、アレルギー反応の数値が突出してるらしく
外出時など花粉を吸っている結果とも予想されるとのこと。
でもはっきりとしたことはまだわからないので、
アレルギー対策を加えた薬を1週間分処方されて帰ってきた。
また1週間後に来なさい、と。
(イヤだなー、なんとか自力で解決できないかなー)
薬をのんでもあまり変化のないまま、
一番頼りのコンビニで買うのど飴をなめる日々が続いた。
ところが・・・
前の日記で書いた
五木寛之の『林住期』を日曜の朝、風呂で読んでいたら、
そのなかに、五木寛之が時々会う女性が私と同じような咳で何年も苦しんでいる話が出てきた。
女性がちょっとうつむき加減で控えめに手をあてて、申し訳なさそうに咳き込む様子は、ある種の風情もあって悪くない眺め
であるとはいうものの、当人の苦しみは相当なものだろうとの五木の観察。
その女性は医者に行って検査、診断を受けても、別に異常は見られないと診断され、もう数年来その苦しみが続いているとのこと。
あ、オレと同じだ。
読み進む先の進展に期待がふくらむ。
この女性、既にいくつかの医者も漢方も各種の代替療法も試みているとのこと。
こうなると医者は、
「心因性のものかもしれませんね。心療内科を紹介しましょう」となる。
これに納得しないと
「うつ病の疑いがある」
「アレルギーか、ストレスによるものではないかな」
ということになる。
咳に限らず、医者に診てもらっても原因のわからない体調不良の経験をもつ人は意外と多い。そして多くの人がハリとか灸とか整体、ロイヤルゼリーやプロポリス、その他いろんな民間療法を試す。
しばらくして五木は仕事でそのお嬢さんとまた会ったとき、
また咳の話しになりしばらく会話したあと、
「失礼ですが-」
「息を吸うとき、どこで吸ってます?」
「どこで、って、口で」
「吐くときは?」
ちょっと呼吸をためしたあと、
「やはり口からですね」
五木は驚いて次のようなアドバイスをする。
「口は食べ物をとるところで、息をするところではありません」
「はあ?」
「鼻が息をするところです。口で息をするのは、鼻から食物を入れるのと同じです。口を呼吸に使うのをおやめなさい。息は吸うほうも吐くほうも、鼻だけ使うように」
と言って五木は素人の意見ではあるが、鼻のフィルター機能について誠意をもて説明した。
読んで、はっとした。
私は恥ずかしながら気功の指導員の資格までとった。
(今では、まったく身についていないので、奇行の指導員に転向しようと思ってる)
そこで息は口からゆっくり吐いてから、鼻で吸うことの重要性をしっかり学んだつもりだったが、これは気功のトレーニングをしているときや呼吸を意識しているときは出来ても、日常の呼吸は、仕事などに熱中しているとつい、口で吐くほうも吸うほうもしている。
呼吸が大事と言っていながら、考え事などしているとき多くは息をとめてすらいる。
これを読んだ日曜から、
私は呼吸を意識することよりも、
口を閉じておくことに意識を集中した。
そして鼻で吸って、鼻で吐く。
すると・・・・
なんと、試して3日経過してるが
この間、
咳はほとんど止まっている。
まだ喉の奥に痰がからむような感触はあるので
咳は出そうな感触は残っているが
少なくとも咳き込んで苦しくなるということは
まったく無くなっている。
たまたまここ数日、小雨まじりの天候で
空気が湿っていることもあるので油断はできないが、
大変な変化だ。
このことに確信をもつには
もう少し時間をかけて様子をみることと、
来年の1月にもう一度、
花粉の免疫対策として
胸一杯に
今度は、口からではなく
鼻から花粉を思いっきり吸ってみなければならない。
もし、これに成功すれば
奇行の指導員としての資格も同時に取得できる。
ほんとは呼吸法のことについてもっと書きたかったのだが
長くなったので、また次回にする。
金曜日の午前中にちゃんと二度目の病院に行ってきました。
再度、その後の経過などいろいろ改めて聞かれたが、
先生は、検査の結果や問診による私の返答に
しきりに首をかしげる。
ぜん息などの場合は、夜咳き込むことが多いそうだが、
私の場合、朝や寝るときは比較的安定している。
「おかしいなぁ、わけわかんねーなー。」
オイオイ、この医者!
血液検査の結果、アレルギー反応の数値が突出してるらしく
外出時など花粉を吸っている結果とも予想されるとのこと。
でもはっきりとしたことはまだわからないので、
アレルギー対策を加えた薬を1週間分処方されて帰ってきた。
また1週間後に来なさい、と。
(イヤだなー、なんとか自力で解決できないかなー)
薬をのんでもあまり変化のないまま、
一番頼りのコンビニで買うのど飴をなめる日々が続いた。
ところが・・・
前の日記で書いた
五木寛之の『林住期』を日曜の朝、風呂で読んでいたら、
そのなかに、五木寛之が時々会う女性が私と同じような咳で何年も苦しんでいる話が出てきた。
女性がちょっとうつむき加減で控えめに手をあてて、申し訳なさそうに咳き込む様子は、ある種の風情もあって悪くない眺め
であるとはいうものの、当人の苦しみは相当なものだろうとの五木の観察。
その女性は医者に行って検査、診断を受けても、別に異常は見られないと診断され、もう数年来その苦しみが続いているとのこと。
あ、オレと同じだ。
読み進む先の進展に期待がふくらむ。
この女性、既にいくつかの医者も漢方も各種の代替療法も試みているとのこと。
こうなると医者は、
「心因性のものかもしれませんね。心療内科を紹介しましょう」となる。
これに納得しないと
「うつ病の疑いがある」
「アレルギーか、ストレスによるものではないかな」
ということになる。
咳に限らず、医者に診てもらっても原因のわからない体調不良の経験をもつ人は意外と多い。そして多くの人がハリとか灸とか整体、ロイヤルゼリーやプロポリス、その他いろんな民間療法を試す。
しばらくして五木は仕事でそのお嬢さんとまた会ったとき、
また咳の話しになりしばらく会話したあと、
「失礼ですが-」
「息を吸うとき、どこで吸ってます?」
「どこで、って、口で」
「吐くときは?」
ちょっと呼吸をためしたあと、
「やはり口からですね」
五木は驚いて次のようなアドバイスをする。
「口は食べ物をとるところで、息をするところではありません」
「はあ?」
「鼻が息をするところです。口で息をするのは、鼻から食物を入れるのと同じです。口を呼吸に使うのをおやめなさい。息は吸うほうも吐くほうも、鼻だけ使うように」
と言って五木は素人の意見ではあるが、鼻のフィルター機能について誠意をもて説明した。
読んで、はっとした。
私は恥ずかしながら気功の指導員の資格までとった。
(今では、まったく身についていないので、奇行の指導員に転向しようと思ってる)
そこで息は口からゆっくり吐いてから、鼻で吸うことの重要性をしっかり学んだつもりだったが、これは気功のトレーニングをしているときや呼吸を意識しているときは出来ても、日常の呼吸は、仕事などに熱中しているとつい、口で吐くほうも吸うほうもしている。
呼吸が大事と言っていながら、考え事などしているとき多くは息をとめてすらいる。
これを読んだ日曜から、
私は呼吸を意識することよりも、
口を閉じておくことに意識を集中した。
そして鼻で吸って、鼻で吐く。
すると・・・・
なんと、試して3日経過してるが
この間、
咳はほとんど止まっている。
まだ喉の奥に痰がからむような感触はあるので
咳は出そうな感触は残っているが
少なくとも咳き込んで苦しくなるということは
まったく無くなっている。
たまたまここ数日、小雨まじりの天候で
空気が湿っていることもあるので油断はできないが、
大変な変化だ。
このことに確信をもつには
もう少し時間をかけて様子をみることと、
来年の1月にもう一度、
花粉の免疫対策として
胸一杯に
今度は、口からではなく
鼻から花粉を思いっきり吸ってみなければならない。
もし、これに成功すれば
奇行の指導員としての資格も同時に取得できる。
ほんとは呼吸法のことについてもっと書きたかったのだが
長くなったので、また次回にする。