~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

三人委員会哲学塾が今年も片品で

上野村で暮らす哲学者、内山節さんらがつくる三人委員会が、昨年に引き続き片品村で行われます。 http://3nintetugaku.net/?eid=38 今年のテーマは 「尾瀬の時間-地域の時間」 10月4日、5日、6日の二泊三日の日程で 片品村の旅館「かしや」にて わたしは残…

眠り姫の地図を作成しました。

前につくった「子持の眠り姫」のチラシ、地図があればわかりやすいんだよね と、何人かの人に言われてしまった。 わかってます。 でも、見やすい地図をパソコンでつくるの とっても手間がかかって面倒! いつかはつくらなければいけないと思ってました。 結…

そこにあるものを発見して表現する力

井上ひさし『ボローニャ紀行』についての第2回目。 ボローニャという都市はイタリア半島の付け根の部分の真ん中にあります。 北はアルプス山脈、南はアペニン山脈。 そのふたつの山脈の間を西から東へ、アドリア海へとポー川が流れ込む。 そのポー川とアペニ…

国をあてにしない地方文化都市、ボローニャ

井上ひさし『ボローニャ紀行』 文芸春秋 定価 本体1,190円+税 バイロイトという小さな町の伝統となったワーグナーの楽劇を毎晩見ていると、山ひとつ隔てたドイツとイタリアでかくも文化の違うものかと痛感させられます。 ヨーロッパの国々でも、このふたつ…

黄葉といえば・・・子持の眠り姫

また紅葉シーズンがやってきます。 この時期には、決まって渋川市の(旧)子持村を歌った万葉東歌 子持山若かへるでの黄葉(もみ)つまで 寝もと我(わ)は思(も)ふ 汝(な)はあどか思(も)ふ 巻14-3494 の枝折りをお店で配るのですが、 (詳細は昨年1…

ヘタな人生論より「寅さん」のひと言

吉村英夫著 河出書房新社 定価 本体640円+税 『ヘタな人生論よりイソップ物語』 『ヘタな人生論より徒然草』 『ヘタな人生論より良寛の生きざま』 『ヘタな人生論より中国の故事寓話』 『ヘタな人生論より葉隠』 河出文庫、一連のシリーズの新刊。 このシリ…

【9月のおさえておきたい本】

【ちょっと気になるおさえておきたい本】 ○ 『柳田国男入門』 鶴見太郎 角川学芸出版 定価 本体1400円+税 前回紹介した気がしますが、ただの入門書ではないはず。 ○ 『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』 佐野眞一 集英社 定価 本体1,900円+税 ○ 『…

軍隊のない国家  27の国々と人びと

『軍隊のない国家 27の国々と人びと』 前田朗/著 出版社 日本評論社 出版年月 2008年4月 税込価格 1,995円 高校の図書館からの注文で、遅ればせながら知った本です。 世界には軍隊のない国家がたくさんあります。 なぜ、どのようにして軍隊を持たないよう…

金谷常平 『一日暮らし』

金谷常平さんの前の著作『榛名山歩』が出たとき、お店にたびたび「金谷先生の本ありますか?」と聞いてくるお客さんがくるのをみて、たぶん生徒たちに好かれている先生だったんだろうなぁと、まだお会いしたことのないその姿をなんとなく想像していたのです…

青き上に 榛名・伊香保文学紀行

伊香保のお客さんから、土屋文明記念文学館で見た伊香保関係の本を取り寄せられないかとの問い合わせがあり、早速、文学館さんに問い合わせたところ、そちらでの刊行物が様々なところで印刷しており、ものによって販売チャンネルが異なるとのことで、その問…