~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

三人委員会哲学塾が今年も片品で

上野村で暮らす哲学者、内山節さんらがつくる三人委員会が、昨年に引き続き片品村で行われます。
http://3nintetugaku.net/?eid=38

今年のテーマは
尾瀬の時間-地域の時間」

10月4日、5日、6日の二泊三日の日程で
片品村の旅館「かしや」にて

わたしは残念ながら今年は都合がつかず、行けません。

昨年は、一日出張「森の本屋さん」として店を出させてもらい、いい商売もできたので
仕事としてこじつけることも不可能ではないところでしたが、日程的に無理になってしまいました。

昨年の討議で、やはり開催地ということから尾瀬の問題についての話題が多かったので、
その流れからも期待されるテーマです。

ただ環境保護の視点も含めて、今、尾瀬をどう語るのかということは、十分整理されていないので、切り込み口を絞らないと、大勢の討議を実りあるものにまで持っていくのは難しいと思われます。

それでも、二泊三日でとことん討議しあえるような機会そのものが貴重なので、
大いに期待したいところです。

昨年のわたしの発言でも触れたのですが、二泊三日を夜まで徹して話しても、
ひとりあたりの発言時間というのは、たかがしれたものです。

でも、このような場がつくられると、
いやいろいろな問題はあるだろうが、もっと話そう
時間が足りなければ別の機会を持とう
日常では解決できない問題に対して必要なだけ朝まででも話そう、
といった関係が生まれるのがなによりだと思うのです。

大事な問題であるからこそ、
時間が無いから、
やる人がいないから、
お金が無いから、
ではなく、
とことん話し合う場がまず必要であることを気づかせてくれる数少ない場です。

わたしは、保護の対象としての尾瀬というのは、緊急対策として必要な視点ですが、
より根本では「生命再生産の構造を取り戻す」視点を重視して尾瀬と地域をとらえなおしたいのですが、みなさんの討議の流れがどのようなものになるか興味深いです。

是非、都合のつく方は、日帰り参加も可能ですので
行ってみてください。
この集まりは、絶対おすすめです。