~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

#群馬県

正林堂の創業年について

これまで正林堂の創業年は、正確なところがつかめず確定はしておりませんでしたが、このたび渋川市誌などの記載に準じて商工会議所の表彰を機に「明治21年」の創業と確定させていただきました。 現社長が4代目にあたります。

正林堂の営業時間が19時閉店に変わりました

久しく閉店時間で、みなさまに大変ご迷惑をおかけしておりました。 この度、 閉店時間を、これまでの20時から 19時に変更させていただきました。 これまでに比べて1時間の短縮となります。 誠に申しわけございませんが、よろしくお願いいたします。

渋川・真光寺の本

上毛民俗学会長で北群馬渋川郷土資料館長の小山宏さんが、渋川市のお寺、真光寺についてまとめた本を出されました。 限定1000部作成 B5判 156ページ 定価 税込み1,300円 当店で販売しております。 刊行直前に小山さんがお店に見えられ、この企画のお話…

紫陽花の万葉歌 手作り栞 改訂版

万葉歌の紫陽花の歌2首のうちの、橘諸兄のほうの歌の栞の改訂版ができました。 紫陽花が渋川市の花であることだけでなく、この歌の作者である橘諸兄が全国の国分寺政策の責任者であったことを紹介する内容にしてみました。 国分寺のなかでも上野国の国分寺…

またアジサイの季節がはじまります。

またアジサイの季節が始まりますね。 店の手作り万葉栞、今までは一人でシコシコ作っていたものが、今年は強力な助っ人ができました。 いまのところは、これまでと同じ作り置きのものにリボンをつけているだけです。 今年から、アジサイを単に渋川市の花とし…

赤城神社の創作能「淵名」の構想

つい最近になって、赤城山の大沼にある赤城神社は、火災にあって消失した赤城神社を後世になって今の場所に移転してつくられたものであることを知りました。 大沼に今ある赤城神社の反対側に、ほとんど廃墟を化した神社あとがあること、その鳥居の名残りは対…

雪だルンルン。

雪かき完了! 昨夜の降り方からしたら、もっと積もるかと思ったけど、意外と少ない積雪でした。 雪が降ったあとの青空の景色は、ほんとうにきれいですね。 お年寄りには大変なことですが、大自然が少し身震いするようなことは、 時々体験して慣れておかない…

惜しまれる古書店「書肆いいだや」さん

また、わたしの大好きなお店が1件、今月いっぱいで姿を消します。 伊勢崎市の「書肆いいだや」さんです。 かつては新刊書と古書を同時に扱っているお店としての特徴もありましたが、このお店のなによりの魅力は、郷土の文人の掛け軸や絵画などの発掘に力を入…

赤城山の覚満淵

赤城山の大沼のすぐ脇にありながら、見落とされやすいすばらしい場所です。 すでに赤とんぼが。 今度は、朝もやのかかる時間帯に動画撮影したい。

赤城山の小沼

前橋の古本屋に寄ってから月夜野の実家へ行くには、赤城山の西、利根川沿いを北上するのが普通ですが、 地図でみると赤城山を登って突っ切って行った方が近くみえます。 山道を通るのだから、当然時間はかかるはずですが、榛名山などを渋川から中之条へ突っ…

内山節エッセンス 「里」という思想 と今度の新刊

一年の半分あまりを群馬県の上野村で暮らす哲学者、内山節さんの『「里」という思想』(新潮選書)のエッセンスをまとめた動画です。 ふつう要約されたものは、なかなか真意が伝わりにくいものですが、 こうした動画は、必要な事が十分伝わってきます。 い…

白井宿からの導線がつながった白井城

先日久しぶりに白井宿を通ったら、随分案内の看板なども増えて活気が出ているように思えたので、日をあらてめて「道の駅」から白井城まで歩いてみました。 いつのまにか「道の駅」の北側の空き地も、しかりと舗装された駐車場になっていました。 観光バスな…

発知のヒガンザクラ

今年もようやくスタッドレスタイヤを交換出来る日になりました。 スタンドへ行く前に、玉原高原へ行く手前にある発知のヒガンザクラを見に行きました。 沼田の御殿桜を見て以来、ヒガンザクラの魅力にとりつかれてしまい、 発知のヒガンザクラは、なんとして…

抜井諒一さんによる『群馬伝統銭湯大全』

昨年、ある友人から、本の出版を考えている人がいるので、一度会ってみてほしいと連絡がありました。 本の企画というものは、どんな分野でもそれなりの内容はあるものですが、それが人に伝わる表現にまで仕上げて、さらに読者の手元にまで届くようなかたちに…

「渋川かるた」改訂版

渋川青年会議所が、合併渋川市の郷土カルタ「渋川かるた」を作成しました。 地域の子供たちの描いた絵や読み札も様々な人が考えてくれて作ったものです。 正林堂でも取り扱わせていただいています。 頒布価格は、 600円+税 絵や読み札が採用された関係者も…

酒井大岳さんの本

群馬の本屋にとって、地元の方としてマークし続ける大事な方の一人に酒井大岳さんがいますが、 意外とあさを社さんの常備図書以外の売れる本が、どこでも店頭にないことが多いようです。 当店でも、新刊が出ても自働配本があるわけではないので、大事な本が…

上野国分寺跡と橘諸兄

「かみつけの国 本のテーマ館」のお仕事で、上野国分寺跡に行ってきました。 駐車場の狭さやわかりにくさなどから、実際に訪れる人は少ないのだろうと感じましたが、七重塔の復元模型をみて、往時の規模の大きさがうかがわれあらためて驚きました。 この七重…

安中の後閑城址へ行きました

「かみつけの国 本のテーマ館」の取材で、安中市にある後閑城址公園へ行ってきました。 北毛地域に比べると、まだ西毛地方の城址は、ほとんど行っていないので、 追々攻めていきたいと思っていました。 この後閑城は、箕輪城と連携したこのあたりの安中、松…

古代の有馬氏ってどれほどの勢力だったのか?

前に書いた大島史朗先生の講演で、今の渋川市周辺が有馬氏の勢力圏の範囲であったとは断定し難い、 渋川氏につながるなんらかの独立した富裕な勢力圏が存在したことを知りましたが、 ここにきて急に、有馬氏そのものがはたしてどれほどのものだったのか、疑…

甲波宿禰神社の謎 その3  大島史郎さんの講演から

甲波宿禰神社が川の信仰であることに、私はどうも違和感を感じていたのですが、 その疑問を解決してくれる貴重な機会に運よく恵まれました。 11月1日(日)に渋川市立図書館の郷土史講座で、大島史郎さんが「渋川郷と渋川氏」と題して、 甲波宿禰神社にも触…

オンマ谷という場所

先週、榛名山の二ツ岳(雄山、雌山)に登り、オンマ谷という場所にはじめて行ってきました。 まったく予備知識なしで訪れた場所なのですが、これほどのところとは、まったく知りませんでした。 相馬岳と二ツ岳に挟まれた狭い谷間なのですが、榛名山の外輪山…

甲波宿禰神社の謎 その2 武内神社編

渋川市の北方に、三つほぼ等間隔で直線状に並ぶ甲波宿禰神社の真ん中にある神社は武内神社と呼ばれ、ここは武内宿禰を祀っているとされます。 甲波宿禰神社が川の信仰だといううのもいまひとつ理解できませんが、このような土地にいきなり武内宿禰というのも…

まちなか交流広場オープン!

お店の目の前に、今日、「まちなか交流広場」がオープンしました。 旧中心街に生活に必要な商店がほとんどなくなってしまって、多くの人が困っていましたが、 これでようやく新鮮な野菜など夕食の材料を買うことができるようになりました。 朝のうち一時、雨…

群馬県立歴史博物館長 黒田日出男さんのこと

7月25日(土)に群馬県立歴史博物館の企画、第1回館長講座「埴輪の歴史を読む」に行ってきました。 群馬県立歴史博物館長 黒田日出男さんの講演は、とても評判がよくなかなか予約もとれないことも多いほどであるとお客さんから聞いていたので、今回、参加す…

梅じいちゃん、ありがとう

店を留守にしている間に、赤城の梅じいちゃんが、ひとりでバスに乗って来てくれました。 いろいろ用があったそうですが、1冊注文だけして帰っていったらしい。 昨日、その注文の本を持って梅じいちゃんの家まで行ってきました。 すると、店にこれまで買った…

熊野信仰と「義経記」

「義経記」で、義経らが奥州平泉へたどった道のりをみると、しばしばなんでこんな遠回りの道を選ぶのかと疑問に思えることがある。源氏系列の武士を頼ることになれば、そう直線的な道のりばかり選べない事情もたしかにわかる。でもどうも納得がいかない気が…

本屋の利益の源

これ、なんだかわかりますか? 100円ショップで買ってくる発砲スチロールのブロックや小物入れ、贈答用の箱などです。 これが、うちの店のなかには100個以上、ある場所に隠されています。 そしてこの1個100円の小物が、店の資金を浮かせて棚回転をあげ、お…

謎解き日本史(古代史を中心に)フェアをはじめました

一部予告していました、「謎解き日本史フェア」のコーナーをつくりました。 私個人が5月の連休明けに、奈良・熊野へ行く興味もあって、資料集めをしていて思いついたフェアです。 当初、謎解きというテーマを、関裕二さんと群馬県立歴史博物館館長の黒田日出…

渋川の桜スポット

桜の名所は、どこも季節になると報道されて穴場などそうあるものではありませんが、木の本数の多さ、スケールで圧倒するところや銘木で話題になっている場所がほとんどで、その桜の木のまわりのロケーションの素晴らしさで認知度の高い場所は、意外と知られ…

子持の「眠り姫」のオッパイは雨乞山

かみつけの国にとっては今世紀最大の発見ともいえる 「子持の眠り姫」のおなはし。 http://kamituke.hp.infoseek.co.jp/page023.html 美しい女性の寝姿に見える小野子山の裾野のことです。 子持神社の参道を登って子持神社に近づくにしたがって、 この女性の…