~ここから新しい世界に出会える~正林堂

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子持の「眠り姫」のオッパイは雨乞山

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かみつけの国にとっては今世紀最大の発見ともいえる
「子持の眠り姫」のおなはし。
http://kamituke.hp.infoseek.co.jp/page023.html

美しい女性の寝姿に見える小野子山の裾野のことです。

子持神社の参道を登って子持神社に近づくにしたがって、
この女性のお腹が膨らんでくるという不思議なのですが、
このことは、過去に子持万葉歌の手作り栞のことなどでも書いたことがあります。



このことで最近地図を見ていたら、この眠り姫のおっぱいにあたる山は、
小野子山の裾野のなかでも「雨乞山」という名前を持った独立した山であることを知りました。


女性の寝姿の顔の部分と胸の部分と膨らむお腹が、
それぞれ違う山で成り立っているために、見る位置によって
かたちが大きく変わってくるのです。

その女性のおっぱいの上で雨乞いをしていたということ?

これは、またまたただならぬイワクが出てきそうなことではないですか。

教科書シーズンに入ってしまい、腰、背中、肩の痛い時期ではありますが、
これを知ってしまったら、かみつけの国の職務に忠実な私としては、
仕事などしている場合ではありません。

木曜日に早速、その雨乞山に登ってきました。

その日は、前日喧嘩してしまった相手の処理をしてから、前橋へ、高崎へと用事があり(夜は高崎演奏家協会のコンサート)、なにかと忙しい日ではありましたが、3時前に渋川を出られれば間に合うと思い、昼の3時間で調査に行ってくることにしました。

渋川から中之条に抜ける国道353の小野上総合支所前の先から山側の林道に入り、
クネクネ曲がる林道を迷いながらもなんとか小野子山登山口の駐車場についたのが12時ごろ。

12時15分に駐車場を出発してNHKの電波送信所を目指す。

天候、快晴。
風が強いので、一応、上着だけは冬山に登る支度をしていく。
2月といえば、ご近所の山とはいえ、高度が上がれば風はかなり冷たいはず。
送信所通過が12:30

道はとてもよく整備されています。

雨乞山にたどり着いたのはちょうど一時頃。

この稜線はとても気持ちの良いコースです。
時間があれば、そのまま登り続けて、眠り姫の顎、鼻、オデコ、頭を通って
小野子山山頂を目指したいところですが、後の用事がつかえているので、
一服してすぐに下山しました。


雨乞山の山頂のちょうど中心に目立つ石があり、
そこには何か文字が刻んでありました。
山伏の友達に解読してもらおうかしらん。



なんとなくここが、おっぱいの山頂の石ということで
これは乳首にあたるのかと思えてなりません。
思わず撫でまわしたが、残念ながら手触りはやっぱり石!

でも、おっぱいの上で雨乞いの加持祈祷したら
絶対にただの山の上より効果ありそうだ。

山頂での雨乞いとしてだけでなく、おっぱいの上でなんらかの加持祈祷をしていたに違いない。

まだ小野上村誌でのこの雨乞山についての歴史資料は調べていないので、
図書館に行ってみなければならない。

仮になんらかの資料が出なくても、絶対に理由をつけてみせる。

こりゃ、また仕事している暇が無くなってしまいそうです。