~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

2010-01-01から1年間の記事一覧

【1月のおさえておきたい本】

【一般書】 〇 佐々木譲 『婢伝五稜郭』 朝日新聞社 1,800円+税 (7日) 〇 筒井康隆 『漂流 本から本へ』 朝日新聞社 1,100円+税 (7日) 〇 猪瀬直樹 『猪瀬直樹の仕事力』 筑摩書房 1,600円+税(7日) 〇 高森顕徹 『朗読DVDブック 光に向かって100の花…

「正義」と「責任」  ―― 武士道とアリストテレス その2

あらゆる都市国家は、真にその名にふさわしく、しかも名ばかりでないならば、善の促進という目標に邁進しなければならない。 さもないと、政治的共同体は単なる同盟に堕してしまう・・・。 また、法は単なる契約になってしまう・・・ 「一人ひとりの権利が他…

「正義」と「責任」  ―― 武士道とアリストテレス その1

最後の忠臣蔵」を観てきました。 日本人に愛されてやまない時代劇「忠臣蔵」ですが、主君への忠義の面ばかりが強調されたようなドラマ仕立てはあまり好きにはなれいので、当初はあまり積極的に観る意欲はなかったのですが、配役がしっかりしていたので、家内…

ゴッホと言えば?

古い? ゴッホ展に行ってきました。 メジャーな混みそうな展覧会へは、あまり行きたくなかったのだけど、ゴッホは特別。 学生時代、美術評論家瀬木慎一の授業で『ゴッホの手紙』の講義を受けました。 ゴッホが色彩の研究、絵の具の研究をいかに緻密に積み重…

【12月のおさえておきたい本】

〇 佐野洋子『そうはいかない』 小学館 1,500円+税 (1日) 〇 丸谷才一『星のあひびき』 集英社 1,500円+税(3日) 〇 小川糸 『つるかめ助産院』集英社 1,400円+税(3日) 〇 『池上彰の学べるニュース(3)』海竜社 1,048円+税 (3日) 〇 尾身孝次『天…

ご無沙汰。

久しくブログの更新が出来ずにいました。 冬の教科書準備時期に入る前に、いろいろ書きたいことが溜まっているのですが、 なかなか整理が出来ずにゴタゴタしてました。 というのも、 同業者に呼ばれて北海道へ行く準備に追われていたというのもありました。 …

【11月のおさえておきたい本】

【一般書】 〇 岸本葉子 『空き家再生ツアー』講談社 1,600円+税 (1日) 〇 大崎善生 『ユーラシアの双子 上・下』講談社 各1,600円+税 (9日) ○ 乃南アサ 『地のはてから 上・下』講談社 各1,600円+税(10日) ○ 荻原 浩 『砂の王国 上・下』講談社 各…

【10月のおさえておきたい本】

【一般書】 〇 野村克也『野村の実践「論語」』小学館 1,400円+税 (4日) 〇 渡邉義浩『誦経と中国「二千年の正統思想」の起源』講談社 1,600円+税 (7日) 〇 森本公誠『聖武天皇 責めはわれ一人にあり』講談社 2,600円+税 (7日) 〇 梨木香歩『ピスタ…

時間

北海道へ行ってきました。 なんと今年3度目! 写真の公園のベンチに、しばらくの間、妻と二人で座って 犬と散歩をする女性や、向かいの廃校になった木造校舎をボーっとながめて、 プライベートの仕事できた今回の北海道の旅をふりかえっていました。 確実な…

朝もやのなかの覚満淵

朝4時に、赤城山の覚満淵へ行ってきました。 朝5時ころ。 朝日が差し込みだすと次第にあたりの景色に色がつきだす。 朝5時を過ぎたころ、山の上の方から男性の叫び声とも、言い争う声ともとれる大きな声がしました。 いったい何の騒ぎかと気にはしつつも、…

9月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 清水克衛『しあわせ読書のすすめ』辰巳出版 1,200円 (1日) 〇 魚住昭『冤罪法廷 特捜検察の落日』講談社 1,200円+税 (2日) 〇 『ゲゲゲの女房(下)』NHK出版 1,300円+税 (3日) 〇 上橋菜穂子『獣の奏者 外伝 刹那』講談社 1,500円+…

惜しまれる古書店「書肆いいだや」さん

また、わたしの大好きなお店が1件、今月いっぱいで姿を消します。 伊勢崎市の「書肆いいだや」さんです。 かつては新刊書と古書を同時に扱っているお店としての特徴もありましたが、このお店のなによりの魅力は、郷土の文人の掛け軸や絵画などの発掘に力を入…

復活した「神輿渡御(みこしとぎょ)」

今年の渋川山車まつりは、町の区画整理がだいぶ進んだおかげで、広い道と歩道の間をたくさんのギャラリーに見守られて盛大に行われました。 なかでも数十年ぶりに復活をとげた「神輿渡御」が、全体に華を添えました。 青翠高校の皆さんにも協力いただいて実…

渋川山車まつり 8月13日(宵祭)/14日(土)・15日(日)

昨夜から渋川山車まつりがはじまりました。 お店の周辺は交通規制になり、主要道路からのご来店は出来なくなります。 裏通りなど、通行可能なルートもありますが、お車の方は明後日以降のご来店をおすすめします。 今年から立派なパンフレットが配られ、この…

榛名山のユウスゲ

今、榛名山でユウスゲの花が盛りだというので見に行ってきました。 ユウスゲはニッコウキスゲと似た花ですが、夕方に咲きだして翌日の午前中に閉じるのが特徴。 したがって伊香保、榛名へきている観光客の多くは、この盛りの姿を見ていないということです。 …

赤城山の覚満淵

赤城山の大沼のすぐ脇にありながら、見落とされやすいすばらしい場所です。 すでに赤とんぼが。 今度は、朝もやのかかる時間帯に動画撮影したい。

御巣鷹山と生きる 日航機墜落事故遺族の25年

長く日航機事故の遺族の連携を支え続けた「8・12連絡会」事務局長の美谷島邦子さん による本が出ました。 『御巣鷹山と生きる―日航機墜落事故遺族の25年』 美谷島 邦子 新潮社 定価 本体1,400円+税 8・12連絡会事務局長の美谷島さんならではの特徴が随所…

8月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 重松清 『さすらい猫 ノアの伝説』 講談社 1,300円+税 (2日) 〇 諸田玲子 『炎天の雪 上・下』 集英社 各1,900円+税 (5日) 〇 門田隆将 『風にそよぐ墓標 父と息子の日航機墜落事故』 集英社 1,600円+税 (5日) 〇 森村誠一 『悪道』…

赤城山の小沼

前橋の古本屋に寄ってから月夜野の実家へ行くには、赤城山の西、利根川沿いを北上するのが普通ですが、 地図でみると赤城山を登って突っ切って行った方が近くみえます。 山道を通るのだから、当然時間はかかるはずですが、榛名山などを渋川から中之条へ突っ…

猛暑!

夏はこうでなくちゃ この暑さでお客さんの来店数も少ない。 わたしも文章を書く気力がでません。 梅雨が明けたと思ったら、一気にこの暑さの連続。 久しくbrog更新していませんでした。 書きたいことがたまっているのですが、 気力がわきません。 しばらく近…

真光寺の紫陽花

小野池アジサイ公園に行こうとしたところ、観光バスの団体とぶつかってしまったので、 真光寺へまた行きました。 よこちん、協力ありがとう。

アジサイ万葉歌二首の枝折り

渋川市の花でもあるアジサイが、いっせいにあちこちで咲き誇っています。 渋川市周辺では、アジサイ公園をはじめ、いたるところで目にすることができますが、 そのロケーションは、アジサイ寺の別名で知られる真光寺の境内が最高に思えます。 詳しくは 「か…

7月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 松岡正剛 『松岡正剛の書棚 松丸本舗の挑戦』 中央公論新社 1,500円+税 (1日) 〇 寺田博之 『JAL123便事故 安全工学の視点から検証する』 文芸社 1,200円+税 (1日) 〇 D・ピンク 『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き…

北川修三『上越新幹線物語』

北川修三著 『上越新幹線物語 1979 中山トンネル スピードダウンの謎』 交通新聞社新書017 定価 本体800円+税 上越新幹線は、私たちの住んでいる渋川市のすぐ西側を通っていますが、それはトンネルの中であるために普段は気づきません。 しかし、このトン…

高崎のジュンク堂さんに行ってきました

いよいよこの群馬県にも、本格的な大型店の紀伊国屋書店さんとジュンク堂さんがそろい踏みしました。 ジュンク堂は、高崎駅前の高崎ビブレにコミック館として営業していたところに本格的な総合書店として増床することになり、5月28日オープンしました。 紀伊…

6月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 湊かなえ 『夜行観覧車』 双葉社 1,500円+税 (1日) 〇 『西本願寺御影堂「平成の大修復」全記録』 講談社 2,700円+税 (1日) 〇 姜 尚中 『母 オモニ』 集英社 1,200円+税 (4日) 〇 司 修 『蕪村へのタイムトンネル』 朝日新聞社 (4…

内山節エッセンス 「里」という思想 と今度の新刊

一年の半分あまりを群馬県の上野村で暮らす哲学者、内山節さんの『「里」という思想』(新潮選書)のエッセンスをまとめた動画です。 ふつう要約されたものは、なかなか真意が伝わりにくいものですが、 こうした動画は、必要な事が十分伝わってきます。 い…

好評フェア「知ってますか?この顔と名まえ」

毎年この時期は、春の旅行ガイド関係や園芸書のフェアを行っていたのですが、今年ははじめて草花や鳥の名まえ図鑑のフェアをやってみました。 桜の咲くころから周囲の草花がいっせいに咲きはじめるこの時期、あちこちに咲きはじめる草花をみて、誰もがあれ…

白井宿からの導線がつながった白井城

先日久しぶりに白井宿を通ったら、随分案内の看板なども増えて活気が出ているように思えたので、日をあらてめて「道の駅」から白井城まで歩いてみました。 いつのまにか「道の駅」の北側の空き地も、しかりと舗装された駐車場になっていました。 観光バスな…

上発知のシダレザクラ

発知のヒガンザクラに続いて、上発知のシダレザクラを見てきました。 4時ごろの到着。 発知(ほっち)という集落には、このふたつの桜以外にも、かなり古そうな桜がありました。 おじいさんがずっと村を見守ってくれてます。 妻は、ここに来れただけで、 …