好評フェア「知ってますか？この顔と名まえ」

 

　毎年この時期は、春の旅行ガイド関係や園芸書のフェアを行っていたのですが、今年ははじめて草花や鳥の名まえ図鑑のフェアをやってみました。

 

　桜の咲くころから周囲の草花がいっせいに咲きはじめるこの時期、あちこちに咲きはじめる草花をみて、誰もがあれはいったい何の花だろう、何の木だろうと思います。

 

　冬の間は、こんなにもたくさんの草花があるのに、いったいどこに隠れていたのだろうと思うほどです。

　毎年、身近に見る草花であっても、私はほとんどその名を知りません。

　そんな思いでいる人は、私だけではなかったようです。

 

 

 

　草花の名まえ図鑑は、どれが特に動くという傾向があるわけではありませんが、定価が安くて持ち運びに便利な、新潮文庫の

　増村征夫　『ひと目で見分ける３２０種　ハイキングで出会う花　ポケット図鑑』　本体629円＋税

は、とても好評です。

 

　またブルーバックスの植物知識読み物などへも広がりをもって売れているのですが、

ちくま学芸文庫『柳宗民の雑草ノオト』　1,000円＋税　や

講談社学術文庫の牧野富太郎のもの『牧野植物随筆』、『植物知識』なども動いているのも嬉しいことです。

 

高額の本格的な図鑑までは仕入れませんでしたが、おかげさまでお客さんとうまくかみ合った企画になりました。