~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

2011-01-01から1年間の記事一覧

帰省ラッシュの上越新幹線 気づいてほしい物語

帰省ラッシュの真っ最中です。 上越新幹線の高崎、上毛高原駅の間にある中山トンネル。 なぜかいつもスピードダウンところがあります。 難工事を重ね、トンネル内で急カーブすることに・・・ そこにはトンネルマンたちのドラマがありました。 北川修三 著 『…

12月のおさえておきたい本 【一般書】

【一般書】 〇 坂本光司 『日本でいちばん大切にしたい会社(3)』 あさ出版 1,400円+税 (3日) 〇 伊集院静 『星月夜』 文藝春秋 1,700円+税 (上旬) 〇 森健 『「つなみ」の子どもたち 作文に書かれなかった物語』 文藝春秋 1,400円+税 (上旬) 〇 『…

12月のおさえておきたい本

【文庫】 PHP文庫(1日) ○ 桜井進 『思わず話したくなる!数学(仮)』 619円+税 ○ 一条真也 『世界一わかりやすい「論語」の授業(仮)』 571円+税 ○ 稲盛和夫・梅原猛 『近代文明なぜ限界なのか(仮)』 533円+税 サンマーク文庫(1日) ○ 小林正観 『…

『封印された「あづま・みちのく」の古代史』に触発されて

今日、お客さんと被災地支援の話をしているうちに、東北の文化や伝統について、もう少し頭を整理しなければいけないと思いました。 ここで紹介する本は、そうした問題の鍵を提示してくれた本です。 相原精次 『封印された「あづま・みちのく」の古代史』 洋…

11月のおさえておきたい本  【一般書】

○ 日日日 『平安残酷物語』 講談社 1,600円+税 (1日) ○ 日日日 『のばらセックス』 講談社 1,600円+税 (1日) ○ 小川未明『コレクション戦争×文学13 死者たちの語り』 集英社 3,600円+税 (4日) 〇 工藤雅樹 『古代蝦夷』 吉川弘文館 2,400円+税 (5日) …

11月のおさえておきたい本

【文庫】 PHP文庫(1日) ○ 尾木直樹 『親だからできる「こころ」の教育(仮)』 495円+税 徳間文庫(2日) ○ 上田秀人 『波濤剣〈新装版〉』 686円+税 ○ 鳥羽亮 『極楽安兵衛剣酔記6』 619円+税 ○ 山田風太郎 『人間臨終図鑑〈1〉、〈2〉(新装版〉』 …

この旋律の色彩とリズムには誰もかなわない

東日本大震災・原発問題 おすすめベスト10

震災後、すでに半年以上経過しました。 店内は、年末にかけての日記手帳などの季節商品が入りだしたため、 東日本大震災関連のコーナーを移動しました。 この半年の震災・原発関係の書籍で、当店の売れ筋とおすすめベスト10を以下にご紹介します。 (被災…

S・ジョブズからは、まだ学ぶことがたくさん

S・ジョブズの功績は、単なるすぐれた経営手腕ということではなく、様々な領域で世界中の人びとにすばらしい影響を与えてくれました。 アップル社の中には、すぐれた技術者、財務管理者、営業力のある人材はたくさんいると思います。でも、ジョブズの代わり…

10月のおさえておきたい本

【一般書】 ○ 萩原朔太郎他『コレクション戦争×文学6、日清日露の戦争』 集英社 3,600円+税(5日) ○ 野呂美加 『子どもたちを内部被ばくから守るために親が出来る30のこと』 筑摩書房 952円+税 (6日) ○ 湊かなえ 『帰還』 1,500円+税 (4日) ○ 奥村 宏 『…

国宝第一号 広隆寺の弥勒菩薩はどこから来たのか?

2009年に、「古代朝鮮の仏像はどこにある?」 といった記事を書きました。 ここで書いたのは、これほど日本に大きな影響を与えた古代朝鮮の仏教がありながら、わずかな石仏以外にどうして朝鮮本土には日本にあるような仏像が残っていないのかといったもので…

知床のマッコウクジラを見てきた

今回、直前まで迷ったのですが、知床のホエールウォッチングに行ってきました。 この季節は、マッコウクジラに出会える確率が最も高いらしい。 9月の確率は95%にものぼるという。 あまりそれを言うと、残りの5%に入ったときのショックが大きくなるから…

廃炉の厳しい道のり

脱原発の見解如何にかかわらず、寿命を迎えた原発の廃炉とそれにともなう膨大な放射性廃棄物の処理の方法については、まだまだ未解決の問題にあふれています。 63年に日本で初めて原子力発電に成功した日本原子力研究所(現在の日本原子力研究開発機構)の動…

いなむらの火

先月のことですが常連のお坊さんが、資料をたくさんかかえて震災・津波関係の本をたくさん注文してくれました。 戦前の教科書に載っていた「稲むらの火」に関連した資料を集められる限り集めたいとのことでした。 年配の方に話を聞くと、けっこうこの話は学…

9月のおさえておきたい本

【一般書】 ○ 曽野綾子 『人生の収穫』 河出書房新社 760円+税 (1日) ○ 荒川洋治 『昭和の読書』 幻戯書房 2,400円+税 (上旬) ○ 小出裕章 『原発のない社会へ』 筑摩書房 1,000円+税 (6日) ○ 新堂冬樹 『白い 』朝日新聞出版 1,600円+税 (7日) ○…

ゴジラが日本に上陸した日(1954年)

映画「ゴジラ」の第1作が上映されたのは、1954年のことです。 その年1954年3月1日早朝、中部太平洋のビキニ環礁で、米軍の実験用水爆「ブラボー」がきのこ雲をあげ、空を真っ赤に染めました。 そのとき爆心から160キロメートル離れたところを航行していた日…

【8月のおさえておきたい本】

【一般書】 〇 川村湊 『原発と原爆 「核」の戦後精神史』 河出書房新社 1,300円+税 (3日) 〇 松井牧歌 『寺山修二の「牧羊神」時代』 朝日新聞出版 1,400円+税 (5日) 〇 五木寛之 『死を語り生を思う』 角川書店 1,200円+税 (5日) 〇 『放射線から…

安全、安心のために基準値論争よりも大事なこと

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦 大事なポイントが、限られた時間内で簡潔にみごとに訴えられています。 こうした情報、どんどん拡散してください。

武田徹『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』

「核」と「放射能」というもののもつ「とてつもない危険性」の問題以外に、現代特有の「巨大事故」がどうしても起きてしまう理由というものも、同時にもっと真剣に考えなければならないと感じます。 これも、前に書いたこととは別の「個々の安全性と高めるだ…

武田徹『原発報道とメディア』講談社現代新書

最近、原発関係で高木仁三郎以外に私が読む機会の多い人としてジャーナリスト武田徹があげられます。 武田徹氏は5月末、新聞社の取材で福島県石川町を訪ねています。 東京新聞の7月17日(日)に石川町のことを取材した同様の記事が出ていましたが、こちらの…

高木仁三郎 『原子力神話からの解放』

高めてはいけない「安全」性 また誤解を恐れずに書きます。 原子力の平和利用、緊急のエネルギー対策のためにも、原発は危険だからといって安易に廃止はせずに、安全性を高める技術やしくみを改善することこそが必要だという意見は、これだけの被害に直面し…

7月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 丸谷才一 『樹液そして果実』 集英社 1,714円+税 (5日) 〇 金沢伸明 『王様ゲーム 滅亡6.08』 双葉社 1,200円+税 (5日) 〇 『完全版 放射能 地震 津波 正しく怖がる100知恵』集英社 1,000円+税(5日) 〇 水谷 修 『夜回り先生の「いの…

サンダーバード 第1話

テレビのCMを見ていたら、こんな雑誌いつのまに創刊されていたのだろうと思った。 ジェリーアンダーソン特撮DVDC全 2011年7月12日号 デアゴスティーニ・ジャパン どうやら自分の休みの日に入荷していたので、見落としていたらしい。 大好きなサン…

赤城神社の創作能「淵名」の構想

つい最近になって、赤城山の大沼にある赤城神社は、火災にあって消失した赤城神社を後世になって今の場所に移転してつくられたものであることを知りました。 大沼に今ある赤城神社の反対側に、ほとんど廃墟を化した神社あとがあること、その鳥居の名残りは対…

日本の原発、どこで間違えたのか

内橋克人『日本の原発、どこで間違えたのか』 朝日新聞出版 今から30年ほど前に刊行された本を緊急復刊されたものです。 昔から原発の危険性や電力会社の事故隠しの体質など一部の人からは 一貫して指摘され続けていました。 しかし、残念ながらそうした報道…

6月のおさえておきたい本

【一般書】 ○ 斎藤一人 『強運』 PHP研究所 1,500円+税 (1日) ○ 山本容子 『アリスの国の鏡 ルイス・キャロルの残した謎』 講談社 2,300円+税(1日) ○ 大沢在昌 『絆回廊 新宿鮫Ⅹ』 光文社 1,600円+税 (2日) ○ 武田邦彦 『エネルギーと原発のウソをすべて話…

『エンデの遺言』の文庫化

すべてこの世のものは、 自然であれ、人間がつくったものであれ、 時間とともに老化して、 価値は下がっていきます。 なのに「お金」だけが、 なぜ、時間がたっても価値が減らず、 そればかりか「利子」というオマケまでついて、 価値が増えていくのでしょう…

遅ればせの節電

連休に入ってから、新学期の慌しさも過ぎて時間がとれたこともあり お店の照明をようやく節電モードに切り替えることができました。 実は、ここに至るまで内部ではいろいろ紆余曲折がありました。 うちのお店の照明は、エリアブロック単位でスイッチが設定さ…

5月のおさえておきたい本

【一般書】 〇 森 絵都 『この女』 筑摩書房 1,500円+税 (9日) 〇 杉浦日向子 『粋に暮らす言葉』 イースト・プレス 1,000円+税 (中旬) 〇 杉浦日向子 『憩う言葉』 イースト・プレス 1,000円+税 (中旬) 〇 斉藤孝 『読書のチカラ』大和書房 1,400…

高橋まゆみ人形館へ行ってきました

先月29日のことですが、長野県飯山市にある 高橋まゆみ人形館へ行ってきました。 http://www.iiyama-ouendan.net/ningyo/ かねてから行きたいと思っていた所だったのですが、 黒姫童話館のエンデ資料館や白隠和尚が教えを受けた正受庵とも近い場所にあったの…