~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

遅ればせの節電

連休に入ってから、新学期の慌しさも過ぎて時間がとれたこともあり
お店の照明をようやく節電モードに切り替えることができました。
 
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実は、ここに至るまで内部ではいろいろ紆余曲折がありました。

うちのお店の照明は、エリアブロック単位でスイッチが設定されているために、
これまでも節電と称して一部の電気を消したりしてはいたのですが、
どうしても消した場所の下が極端に暗くなってしまい、本の活字を追うお客さんには
失礼な状態になってしまっていました。

そのやり方に対して私個人としては、
節電といっても、夜の時間帯は電力が不足しているわけでもなく、
また節電した分がのちに蓄積繰り越しできるわけでもないので、
小さい活字を見るお客さんを相手にする本屋の店内では、
照明の節電は無理にする必要はないのではないかとも思っていました。

ところが、間接的にお宅は夜、煌々と電気つけてるねと言われたりしていたようなので、
意味のない節電に協力するつもりはあまりありませんでしたが、無駄なエネルギー消費を
控えるということは、絶対に大事なことなのでなんらかの対策をうたなければならないと考えてました。

たまたまうちの蛍光灯がグローランプが表に出ていないタイプであったこと、
また蛍光管の接点をずらして消すだけでは、どうしても下に落ちてしまいかねない構造だったので、
思い切って蛍光管を間引きして取り外すことにしてみました。

様子を見ながら、商品棚から離れた場所の蛍光管を中心に外していってみたのですが、
最終的に50本くらいの蛍光管を外しても、商品を見るのに暗いと感じるほどではないことが
確認できました。

これまでの慣れた照明に比べると、確かに最初は暗く感じますが、
国際的な水準から考えれば、それでも決して暗いというレベルではありません。

おかげで、普段なかなか掃除できない蛍光灯の台の部分を拭き掃除することもできました。


こうしたことは、内部でああしたほうが良い、こうした方が良いといった議論をするのが
私はあまり好きでありません、

いつも、どうなるか、やってみればいいだろう。
試しに外してみてから考えればいいだろうと思うのです。

それを自分でやってみないで、どちらの方が何%くらい良い方法などと事前に言い合うのがとても嫌です。

よって、いつも個人プレーが多いと言われてしまうのですが・・・

相談のあるなしの問題ではなく、
すぐに自分でやってみようとしないことがガマンならないのです。

大きな組織のなかで働いている人は、なかなかそうもいかないでしょうが、
災害時の命を救った行動などを見ると、組織の性格如何にかかわらず、
正しい判断やステップの問題以上に、まず自分で動く姿勢が大事なのではないかと痛感します。

自分で動く覚悟、責任を背負う覚悟のない人の長い論理的説明には、
テレビに出る政治家・評論家を見ていて、もうウンザリさせられます。

覚悟といえば、私も迫られていることがあって、大きなことは言えないのですが、
なにごとも皆さん、まず決めてかかりましょうね。