~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

私の手作り枝折と本

紫陽花の万葉歌 手作り栞 改訂版

万葉歌の紫陽花の歌2首のうちの、橘諸兄のほうの歌の栞の改訂版ができました。 紫陽花が渋川市の花であることだけでなく、この歌の作者である橘諸兄が全国の国分寺政策の責任者であったことを紹介する内容にしてみました。 国分寺のなかでも上野国の国分寺…

またアジサイの季節がはじまります。

またアジサイの季節が始まりますね。 店の手作り万葉栞、今までは一人でシコシコ作っていたものが、今年は強力な助っ人ができました。 いまのところは、これまでと同じ作り置きのものにリボンをつけているだけです。 今年から、アジサイを単に渋川市の花とし…

「理解」と「諒解」、文章をつづることの再評価のつづき

前々回に書いた飯塚先生の本の紹介で「引き出す」教育ではなくて、「受け止める」教育のことを書きましたが、同じような表現で「諒解」という言葉がありまです。 これもまた、1年の半分を上野村で暮らす哲学者、内山節さんのよくつかう表現です。 年末のテ…

奈良・熊野紀行の冊子

室生寺、奈良、吉野、熊野へ行った写真や文をまとめる作業に、思いのほか手間がかかっています。 20ページほどのダイジェスト版を先につくったのが、なかなかの評判だったので、文章もだんだん増えてきてしまった。 完成まではまだ1ヵ月くらいはかかりそう

ほんとの話

すみません、ほんとの話ではありません。 フォントの話しからはじめます。 今日、万葉東歌のしおりを増刷した際に、書体を変えてみました。 これまで行書体で印刷していたものを、 青柳衡山という草書風のフリーフォントに変えました。 そしたら、これまでの…

手作り栞 Ver.5

伊香保の万葉東歌などの私の手作りしおり、短歌の短冊のイメージを利用しているために やや縦長で、文庫サイズに使用するにはちょっと長すぎる。 いっそ短くしてしまおうかと迷っていましたが、 いい方法が思い浮かびました。 それは、使用済みの図書カード…

雨だ、紫陽花。万葉栞!

雨が降ってます。 またこの季節がやってきた。 アジサイがそろそろ咲き出します。 紫陽花は、渋川市の花です。 ・・・なんて、2年前までは私も知りませんでした。 2年前(たぶん)に、紫陽花を歌った万葉歌が2首しかないことを知り、早速、その栞をつくり…

本乃枝折

私の手作り栞のことを、5回にわたって書きましたが、 今回の「本乃枝折」は、「かみつけの国 本のテーマ館」 http://kamituke.hp.infoseek.co.jp/ の、すべてのページにリンクを入れている とても便利な本の検索サイトのことです。 これは、一度検索キーワ…

私の手作り栞 その5

今回で「手作り栞」シリーズは最終回。 しおりの作り方を簡単に説明します。 手づくり栞の一番のポイントは、 リボン部分をキレイに、機能的に折り曲げることです。 この技術さえ覚えれば、どんな材料でも「しおり」として簡単に作ることができます。 使用す…

私の手作り栞 その4

私の手作り栞は、万葉歌のものばかりではありません。 この万葉栞を作る前に、 自分の名刺栞を作成したのが、おそらくこのパターンの最初だと思います。 「本屋の名刺はこうでなくちゃ!」 と、名刺にパンチで穴をあけ、そこに今の栞のパターンのリボンをつ…

私の手作り栞 その3

2006年の夏、 お店のスタッフが気がついたことをホームページに書いていたら ふとしたお客さんとの会話から、そのことがどうやら 大発見につながることであることが見えてきました。 それは、渋川市北方の赤城、子持方面から小野子山の裾野を見ると、 そ…

私の手作り栞 その2

かれこれ私の手作り栞のバラエティーも、 万葉歌だけで12種類、 その他を含めると14種類あまりになった。 伊香保万葉歌の9首 「伊香保ろの 八尺の堰塞に 立つ虹の 顕ろまでも さ寝をさ寝てば」 「上毛野 伊香保の嶺ろに 降ろ雪の 行き過ぎかてぬ 妹が家…

私の手作り「しおり」 その1

私が作っている栞のことを書かないのかと知人に言われたので、書いて見ることにしました。 この栞のことは、話し出したら何時間でも語れる内容があるので、 いつか要点をまとめる必要があると感じてました。 この「手作り栞」を作り始めてたのは、もう2年ほ…