雨だ、紫陽花。万葉栞！
またこの季節がやってきた。
アジサイがそろそろ咲き出します。
紫陽花は、渋川市の花です。
・・・なんて、2年前までは私も知りませんでした。
２年前（たぶん）に、紫陽花を歌った万葉歌が２首しかないことを知り、早速、その栞をつくりました。
昨日から、その栞を配りはじめた。
あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを
いませわが背子 見つつ偲はむ
橘 諸兄（巻二十 ― ４４４８）
あじさいが幾重にも群がって咲くように変わりなく、いつまでもお健やかでいてください。
わたしはこの花を見るたびにあなたを思い出しましょう。
言(こと)問はぬ木すらあぢさゐ諸弟(もろと)らが
練りのむらとに詐(あざむか)えけり
大友家持 （巻四 ― ７７３）
物言わぬ木でさえ、あじさいのように色鮮やかに見せてくれますね。それ以上に言葉をあやつる諸弟たちの上手い言葉に、すっかりわたしはだまされてしまいました。
季節もので、２ヶ月も配る期間がないから、それほどの量は作っていませんが、
様子を見ながら必要になれば作り増しします。
その万葉歌の紹介パネル、以前作成したものは、色あせてしまったので、
今日、新しいものを作り直した。
前回よりは少し手抜きのものですが、化粧室と店内用にふたつ作りました。
テーマ館のこのページは体裁が悪いままなので、
明日、少し手直しします。
「アジサイの万葉歌 ２首のしおり」
http://kamituke.hp.infoseek.co.jp/page177.html
いっけねぇ
売る本がない！
