~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

#練習用

他人事じゃないことがわかる『ぐんまの自然と災害』

どこかで災害が起きるたびに、群馬は災害が少ない土地でよかったねなどと会話がよくされるものですが、歴史を見れば、群馬はむしろ災害大国ともいえるほどの歴史を持っています。 古くは榛名山二ツ岳の噴火、天明の浅間山大噴火などの火山災害に加え、 水害…

10月のおさえておきたい本【文庫】

PHP文庫(2日) 〇 笠原清明『揉める相続 揉めない相続(仮)』700円+税 〇 石原結實『病気のサインを見逃すな!(仮)』660円+税 〇 齋藤孝『子どもが育つ論語の言葉(仮)』600円+税 草思社文庫(2日) 〇 穂積和夫『絵で見る明治の東京』1000円+税 日経ビジネス…

9月のおさえておきたい本【文庫】

PHP文庫(1日) 〇 瀧澤中『「江戸大名」失敗の研究』740円+税 〇 養老孟司『逆さメガネで覗いたニッポン』640円+税 中公文庫(5日) 〇 池井戸潤『花咲舞が黙っていない』740円+税 文春文庫(5日) 〇 池井戸潤『銀翼のイカロス』760円+税 〇 三浦しをん『ま…

2月のおさえておきたい本

◆◆◆ 一般書 ◆◆◆ ○ 吉村昭 『時代の声、資料の声』 河出書房新社 1,600円+税 (注目★) ○ 山本一力 『晋平の矢立』 徳間書店 1,600円+税 ○ 宮城谷昌光 『他者が他者であること』 文芸春秋 1,619円+税 ○ 開高健・青柳陽一写真 『河は眠らない』 文芸春秋 1,…

1月のおさえておきたい本

今月のおさえておきたい本 2009年1月 ◆◆◆ 一般書 ◆◆◆ 講談社 100周年書き下ろし 『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上・下』白石一文 各巻1600円+税 『千世と与一郎の関ケ原』佐藤雅美 1800円+税 『反乱する管理職』高杉良 1700円+税 『幼年時代』L・…

福岡正信さんが亡くなられました。

究極の無為自然、老子の思想を説いて、それを実践普及させた福岡正信さんが、16日に亡くなられました。 1913年生まれ。 横浜税関植物検査課勤務などを経たのち、1947年、帰農。 以後、自然農法一筋に生きる。 1988年、インドのタゴール国際大学学長のラジブ…

自己紹介

わたしは今の店「正林堂」(http://www18.ocn.ne.jp/~shorin) に、2000年4月のある日、天使の言葉を伝えるために星の上からやってきました。 プロフィールの写真が「その日」。「私の戦略書く兵器工場」http://www18.ocn.ne.jp/~hproject/page002.html お店と…

ヨロコンデの岩渕さん

尾瀬の森映画祭、先週、無事終了しました。 前回にくらべて当日券での入場者数は若干少なかったようですが、 全体は成功裡に終了することが出来ました。 そんななかで、「ヨロコンデ」の岩渕さんのパフォーマンスが ひときわ会場を盛り上げてくれました。 音…

告発の時代は終わった

連休明けからはじめる予定のフェアの パネルだけが出来上がった。 毎年、この時期は新緑の行楽シーズンにあわせた企画をしているが、今年は 「木を植えた男」フェア 児童書絵本の『木を植えた男』をメインイメージにして、 内容軸は、世界一木を植えた男、宮…

その日!

告白します。 私の 戸籍上のペンネームは 星野 上 (ほしのうえ)と言います。 名前を名乗るときや、 名刺交換をするとき、 必ず、「上」と書いてなんて読むんですか? なんで星野上なんですか? と聞かれます。 そう聞かれたとき、 いつも、こう応えていま…

・・・と、言いながらゴメン!

前回、みんな何が忙しいというの? ボクと遊んでよ。 と言いながら、1週間以上も ブログ更新お休みさせていただいちゃいました。 肉体労働は今週いっぱい。 4月は年間売り上げのピーク時だけど、 今月のような作業はなく、ただ売るだけの月なので あとひと息…

胸いっぱいの花粉を!

周り中の人びとが花粉症に悩んでいるなか、 私は幸いまだほとんど症状は出ていない。 他人の苦しみを知らないのをいいことに 渋川や利根、沼田の山奥で症状を訴えているひとを見ると 何を都会人ぶっているんだ、 などと無責任なことを思ったりしています。 …

営利事業と非営利事業

仕事上、塾の経営者とのおつきあいは多い。 昨日、そうした常連の塾経営舎のひとりで、 英語教育で差別化をして成果をあげている方とちょっと長話になった。 その方は、塾経営のかたわら、 ボランティアの英語教育活動を近所の小学校でやっている。 来年度も…

内山 節のミニフェア

うっかり宣伝告知もせずに終わってしまうフェアのお知らせ。 今、正林堂で、哲学者、内山節のミニフェアをやってます。 ・・・が、間もなく終了します。 「かみつけの国 本のテーマ館のなかでも おそらく最も多くの場所で引用、紹介させてもらっている研究者…

草の者になる

無理! 草の者のトレーニングのつもりで、 午前0時30分、月夜野から中之条を目指して 直線で夜がけ歩きをしようとしたが、 昼間の訓練もしないで、いきなり道なき道を 暗闇のなか突っ走るなんて、とてもできるものではなかった。 ちょうど半月で月明かりは…

私の24時間

最近、海外の方ともメールやチャットのお付き合いをするようになったこともあり、 お互いつかまえられる時間もいろいろ意識するようになったので、 私の平均的な24時間の過ごしかたパターンを公開してみます。 起床:5時から7時 6時起床が多いと思う。 朝起…

大疾歩(おおのり)

前回、残雪期の尾根ルートに代表される 見えない高速(幹線)道路のはなしをしましたが、 旅に限らず、一定度の距離を歩いて移動することには、 格別の意味合いがあるのではないかという気がしています。 テーマ館のなかの 「幻の漂泊民・サンカ」と「風の王…

山の民の高速道路

先日、熊谷達也の本を探しているお客さんとレジでいろいろ話していたら、 マタギの話題でたいへん盛り上がってしまった。 そのお客さんは熊谷達也の本がきっかけでマタギに興味をもつようになり、 時々、車を山形、秋田までとばして、 小説の舞台になってい…

贈与 その4、オッパイの巻

前回は、高度に発達した資本主義のもとにあっても、 生産力、国力の圧倒的な要素は大自然からの贈与によって担われていることを書きましたが、 今回はそのもうひとつの要素、人口(人間の拡大再生産)も贈与の構造によって担われている ということを書こうと…

贈与 その3

贈与の問題を語るうえで、 もうひとつ避けて通れないキーワードに 人間の真の生産力とはなにか、という問題がある。 よく日本は、小さな島国でありながら、世界に誇る技術力、生産力で 先進国の仲間入りをした異例の国であるといったような表現を耳にするが…

「贈与」ということ その1

私はよく、お客さんや知り合いとの間で、本の貸し借りをしたり、 時にはプレゼントをしたり、されたりすることがありますが、 これは結構めんどうなことも多く、 大事な本に限って返ってこなかったり、汚されたりして 後悔することもしばしばあります。 プレ…

ビバ!教科書!

毎年、1月から4月ごろまでは、新学期の教科書販売の準備に追われる。 年間で、私の仕事も一番忙しい時期です。 早いときは11月ころから、新年度用の教科書が入荷しだしますが、 主に12月から2月上旬の間に、小中学校の教科書が入荷します。 そして、1月から2…

本乃枝折

私の手作り栞のことを、5回にわたって書きましたが、 今回の「本乃枝折」は、「かみつけの国 本のテーマ館」 http://kamituke.hp.infoseek.co.jp/ の、すべてのページにリンクを入れている とても便利な本の検索サイトのことです。 これは、一度検索キーワ…

2月生まれの乱

昨年の2月のことですが、月夜野町で接骨医をしている従兄弟が、 「上くん、基本的な質問で悪いんだけど、 2月はどうして28日なんだ? 1年には31日ある月がたくさんあるのに、 そこを減らさないで、どうして2月だけが削られるの?」 と聞いてきました…

私の手作り栞 その5

今回で「手作り栞」シリーズは最終回。 しおりの作り方を簡単に説明します。 手づくり栞の一番のポイントは、 リボン部分をキレイに、機能的に折り曲げることです。 この技術さえ覚えれば、どんな材料でも「しおり」として簡単に作ることができます。 使用す…

私の手作り栞 その4

私の手作り栞は、万葉歌のものばかりではありません。 この万葉栞を作る前に、 自分の名刺栞を作成したのが、おそらくこのパターンの最初だと思います。 「本屋の名刺はこうでなくちゃ!」 と、名刺にパンチで穴をあけ、そこに今の栞のパターンのリボンをつ…

私の手作り栞 その3

2006年の夏、 お店のスタッフが気がついたことをホームページに書いていたら ふとしたお客さんとの会話から、そのことがどうやら 大発見につながることであることが見えてきました。 それは、渋川市北方の赤城、子持方面から小野子山の裾野を見ると、 そ…

私の手作り栞 その2

かれこれ私の手作り栞のバラエティーも、 万葉歌だけで12種類、 その他を含めると14種類あまりになった。 伊香保万葉歌の9首 「伊香保ろの 八尺の堰塞に 立つ虹の 顕ろまでも さ寝をさ寝てば」 「上毛野 伊香保の嶺ろに 降ろ雪の 行き過ぎかてぬ 妹が家…

私の手作り「しおり」 その1

私が作っている栞のことを書かないのかと知人に言われたので、書いて見ることにしました。 この栞のことは、話し出したら何時間でも語れる内容があるので、 いつか要点をまとめる必要があると感じてました。 この「手作り栞」を作り始めてたのは、もう2年ほ…