~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

ビバ!教科書!

毎年、1月から4月ごろまでは、新学期の教科書販売の準備に追われる。
年間で、私の仕事も一番忙しい時期です。

早いときは11月ころから、新年度用の教科書が入荷しだしますが、
主に12月から2月上旬の間に、小中学校の教科書が入荷します。
そして、1月から2月末ころにかけて、高校の教科書や教材が入荷します。

この間、私は店内の仕事や配達などよりも、
もっぱら倉庫で入荷した教科書の荷物を仕分けする作業に追われています。
その作業の量は、おそらく多くの皆さんには想像がつかないと思います。

なぜか、私の店は運良く、渋川市という小さい自治体にもかかわらず、
県下でも一店舗での教科書の取り扱い学校数が、
比較的多い店になっているのです。(アリガタイ!)

小中学校の教科書は、運送業者が運んできたまま積み上げればだいたい済む作業なのですが、
中学の教科書などは、スペースが狭いため、
20キロくらいの箱を頭の高さまで積み上げなければなりません。

でも、私の作業の一番の問題はそれよりも高校の教科書です。
これから2月末まで、出版社ごとに入荷してくる教科書を、
四つの高校ごとに仕分けして、各学校、各学年ごとに積み上げるのです。

大ざっぱにひとつの高校の1学年が200人。
掛けることの全教科分、
掛けることの3学年分、
掛けることの4校分。
これを、ほとんど私ひとりでやります。

案外、運送業者でも今は、フォークリフトなど使わずに
手作業でこれだけのことをしているとこなんて
あまりないのではないかと思います。

昔、今の店よりずっと大きい本屋で
新学期の辞典や参考書の山と格闘したことがありますが、
今扱っている教科書にくらべたら、休憩時間の作業のようなもの?


だいたい毎年、これで4月までは、腰痛と背中の痛みとの闘いになるのです。
それでも腰痛は、コルセットをしたり姿勢を工夫したりして
結構騙しだまし、なんとかなるものですが、
背中の痛みは、背骨の両側の筋肉がコチコチ状態が続くと
あるときプツンと筋が切れ、咳をしても激痛が走るようになってしまいます。
これがきてしまうと、簡単には治らない。

これが、今年は例年よりも早くきてしまいました。

温シップ、
マッサージクリーム、
1日2回風呂に入る、
ストレッチ体操
いろいろやりますが、
作業を休むわけにはいかないので、
快方に向うことなどありません。

いよいよになると、針灸院に駆け込んだりもするのですが、
2月末まではいくら痛くても、動かなくても、
とにかく来る荷物を片付け続けなければならないのです。

今、さらなる不安がよぎっているのですが、
例年ならば、この時期はもう少し
高校の教科書や教科書レーダーともに入ってきているはずなのに、
今年はまだ1割も入荷していないのです。
来週、再来週に、たまってる分がドッと入ってくるような気がして、
ドキドキ、ワクワク・・・・

こういうときは、余計なことは考えないに限る!
ただ来たら黙って働く。