~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

かみつけの国 本のテーマ館

立松和平さん、天国へ駆けのぼっていった。

和平さんが亡くなっちゃった。 昼ごろ、パートさんが、立松和平が亡くなったと知らせてくれました。 まさか、と思いつ検索してみたら事実でした。 私のブログやホームぺージを振り返ると、大事な項目で随分深くかかわってきたことが思い出されます。 あらた…

上野国分寺跡と橘諸兄

「かみつけの国 本のテーマ館」のお仕事で、上野国分寺跡に行ってきました。 駐車場の狭さやわかりにくさなどから、実際に訪れる人は少ないのだろうと感じましたが、七重塔の復元模型をみて、往時の規模の大きさがうかがわれあらためて驚きました。 この七重…

安中の後閑城址へ行きました

「かみつけの国 本のテーマ館」の取材で、安中市にある後閑城址公園へ行ってきました。 北毛地域に比べると、まだ西毛地方の城址は、ほとんど行っていないので、 追々攻めていきたいと思っていました。 この後閑城は、箕輪城と連携したこのあたりの安中、松…

古代の有馬氏ってどれほどの勢力だったのか?

前に書いた大島史朗先生の講演で、今の渋川市周辺が有馬氏の勢力圏の範囲であったとは断定し難い、 渋川氏につながるなんらかの独立した富裕な勢力圏が存在したことを知りましたが、 ここにきて急に、有馬氏そのものがはたしてどれほどのものだったのか、疑…

群馬県立歴史博物館長 黒田日出男さんのこと

7月25日(土)に群馬県立歴史博物館の企画、第1回館長講座「埴輪の歴史を読む」に行ってきました。 群馬県立歴史博物館長 黒田日出男さんの講演は、とても評判がよくなかなか予約もとれないことも多いほどであるとお客さんから聞いていたので、今回、参加す…

熊野信仰と「義経記」

「義経記」で、義経らが奥州平泉へたどった道のりをみると、しばしばなんでこんな遠回りの道を選ぶのかと疑問に思えることがある。源氏系列の武士を頼ることになれば、そう直線的な道のりばかり選べない事情もたしかにわかる。でもどうも納得がいかない気が…

貫前神社の謎

上州の一宮神社として歴史のある貫前神社。 群馬県人であれば上毛カルタの 「ゆかりは古い貫前神社」 と誰もが知っていることと思います。 この神社は珍しい下り参道が有名なのですが、今年、初詣に行ったとき、それが上ってから下る参道であることを知りま…

乾いた文化は重さに耐えられない

前回の日記、やっぱり重かったですね。 すみません。 それも狙いのうちなんですが、 皆さんの身近に事例が溢れているのを聞いても、つくづく 自殺に追い込まれるようなところまでいった人につきあったり、 ましてや救おうなんて努力をするのは、とても難しく…

やはりスゴイ!白洲正子『かくれ里』

最近、私のエージェントから直販雑誌「和楽」の白洲正子特集の号を借りた。 白洲正子の代表作『かくれ里』の取材詳細地図がついているのが見たかったからだ。 あらためて、名著『かくれ里』の着眼や取材の深さを感心させられた。 今、多くの人がこの『かくれ…

祝福されてるのになぜ泣く?

非定住民と賎民の文化のシリーズ、 まだ終わったわけではありません。あと数回は書く予定です。 実は、次に被差別部落や賎民などの間で圧倒的な信仰を集めていた 浄土真宗、極楽浄土の思想のことを書こうと思っているのですが、 その前に、人間の「悲しみ」…

そうすることしか出来なかった(再び)

毎年、この時期、広島・長崎の原爆と終戦記念日だけでなく、日航機御巣鷹墜落事故など、過去を振り返る話題がひしめきたくさんのことを考えさせられます。 そんななかで今年は、久間元防衛庁長官の仕方がない発言の衝撃がありました。 このニュースがとんだ…

太刀打ちし難いこの現実

2006年10月9日の“加藤登紀子と仲間たちが唄う 八ッ場いのちの輝き”のステージ録画をもとにしたDVDを見ました。 最近、片品の三人委員会哲学塾フォーラムに来られた大熊孝さんも出ており、すばらしい企画だと思いました。 これだけのメンバーが集まり、多くの…

一日出張「森の本屋さん」

昨日今日と、片品村で開かれた、哲学者の内山節さんをはじめとする大熊孝さん鬼頭秀一さんによる三人委員会の座談会に、「一日出張、森の本屋さん」として参加してきました。 私にとっては「かみつけの国 本のテーマ館」のいたるところで紹介させてもらって…

南の楽園のすがた

南の楽園のすがた 以前、ネット上の知人が、バリ島に1ヶ月ほどの長期滞在をされ、その費用が津波、テロの影響などもあり、信じがたい価格であったことを紹介しましたが、バリ島とともに東南アジアのリゾート楽園としてもうひとつ有名なところにセブ島があり…

「致命的な病」トクヴィル

苦手な政治談議を続けるにあたって、最近、再評価されているトクヴィルという遥か昔(1805年パリ生まれ)の人の本が相次いで刊行されているものを紹介させてもらいます。 150年くらい昔に書かれた本でありながら、あまりにも現代と未来の姿を鋭く言い当てて…

苦手な政治談議

私は、政治的な発言をすることが多いと思われがちですが、政治談議そのものは、 なぜかとても苦手にしています。 理由はいろいろとあるのですが、思いつくことをあげると ・人一倍、新しい組織をつくるのは好きでありながら、固定した組織に属することが嫌い…

知識の量にまさる教育 の力

mixi上のマイミクさんが紹介している話の再紹介バトンです。 <以下、転載> あるメルマガの記事にとても感銘を受けました。 その内容を紹介します。 新米の先生が5年生の担任として就任した時、 一人服装が不潔でだらしなく、 どうしても好きになれない少…

そうすることしか出来なかった現実

久しく重労働に追われてたため、 書きたいことがいろいろたまているので、 ちょっと徒然なるままに書き記しておきたい。 海の向こうのKさんが、今度インタビューの仕事をすることになたので、なにか参考になる本はないかとの日記があったが、見つけきらない…