~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

立松和平さん、天国へ駆けのぼっていった。

和平さんが亡くなっちゃった。

昼ごろ、パートさんが、立松和平が亡くなったと知らせてくれました。
まさか、と思いつ検索してみたら事実でした。

私のブログやホームぺージを振り返ると、大事な項目で随分深くかかわってきたことが思い出されます。
あらためて見ても、私としては、力を入れた書いた文章が多い。


「正林堂店長の雑記帖」より

改定刊行が待たれる、立松和平『ニ荒』
http://blogs.yahoo.co.jp/hosinopp/24503157.html

『二荒』から『日光』へ甦った立松和平作品
http://blogs.yahoo.co.jp/hosinopp/27538049.html

「かみつけの国 本のテーマ館」より

立松和平『浅間』
http://kamituke.web.fc2.com/page158.html

足尾関連図書ガイド   (『恩寵の谷』を紹介)
http://kamituke.web.fc2.com/page162.html

貴重な史跡「足尾」を歩く (『恩寵の谷』のワンシーンを紹介)
http://kamituke.web.fc2.com/page091.html

地理的に栃木、群馬に関連したテーマとして浅間山や足尾、日光にかかわるテーマがあったこと、仏教や山岳信仰などとの関わりが深かったことなど、大筋の興味関心領域がほぼ一致していたので、これからの活躍も特別に期待していた作家でした。

あの独特の栃木弁の語り口からは、一緒に酒を飲むような機会があっても、ちょっとはずむ会話は想像しにくいところがあったけど、
10年後くらいには、お互いに今のままの活動を続けていたならば、きっとお友達にもなれたろうにと思う人でした。

生きているときから、天国に近いところにいる方だったから、こんなに急ぐこともなかったのに・・・。

山の専門誌「岳人」で「百霊峰巡礼」の連載中でしたが、なんかハアハア言いながら、そのまま山のさらなる上にまでかけていってしまったみたいだ。

心からご冥福をお祈りいたします。

合掌。