~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

#群馬県

冬休みに読む本

先ほど、大学生か高校生風の若いお客さんが、文庫をまとめて買っていかれました。 こんな組み合わせです。 一言、「すばらしい組み合わせですね」 と声をかけたものの、ほんとうは抱き寄せて頬ずりしてあげたいようでした。 柳田国男『青年と学問』岩波文庫 …

続・群馬の古城

ちょっとこのタイトルは、店頭のお客さんに誤解を与えやすいようです。 『続・~』とついているのは、既刊『群馬の古城』全3巻の続編として企画されたものという意味です。 既刊の三冊が、本編にあたり、その三冊が好評で完売してしまいながらも再刊のリクエ…

三人委員会哲学塾が今年も片品で

上野村で暮らす哲学者、内山節さんらがつくる三人委員会が、昨年に引き続き片品村で行われます。 http://3nintetugaku.net/?eid=38 今年のテーマは 「尾瀬の時間-地域の時間」 10月4日、5日、6日の二泊三日の日程で 片品村の旅館「かしや」にて わたしは残…

眠り姫の地図を作成しました。

前につくった「子持の眠り姫」のチラシ、地図があればわかりやすいんだよね と、何人かの人に言われてしまった。 わかってます。 でも、見やすい地図をパソコンでつくるの とっても手間がかかって面倒! いつかはつくらなければいけないと思ってました。 結…

黄葉といえば・・・子持の眠り姫

また紅葉シーズンがやってきます。 この時期には、決まって渋川市の(旧)子持村を歌った万葉東歌 子持山若かへるでの黄葉(もみ)つまで 寝もと我(わ)は思(も)ふ 汝(な)はあどか思(も)ふ 巻14-3494 の枝折りをお店で配るのですが、 (詳細は昨年1…

金谷常平 『一日暮らし』

金谷常平さんの前の著作『榛名山歩』が出たとき、お店にたびたび「金谷先生の本ありますか?」と聞いてくるお客さんがくるのをみて、たぶん生徒たちに好かれている先生だったんだろうなぁと、まだお会いしたことのないその姿をなんとなく想像していたのです…

青き上に 榛名・伊香保文学紀行

伊香保のお客さんから、土屋文明記念文学館で見た伊香保関係の本を取り寄せられないかとの問い合わせがあり、早速、文学館さんに問い合わせたところ、そちらでの刊行物が様々なところで印刷しており、ものによって販売チャンネルが異なるとのことで、その問…

戦争遺跡の発掘 陸軍前橋飛行場

菊池 実 著 『戦争遺跡の発掘 陸軍前橋飛行場』 新泉社 定価 本体1,500円+税 アジア太平洋戦争の末期、群馬県高崎市の郊外に陸軍の飛行場が急造された。 農地をつぶしての造成と住民・児童の勤労奉仕、 特攻隊の突撃訓練、米軍の空襲など、戦争の実相を考古…

ぐんまの伝統食

『ぐんまの伝統食』 上毛新聞社 定価 本体1,800円+税 かつて上毛新聞のくらし面とCOM面に連載したものをまとめた本です。 この本、新刊書なのに実際にお店に届くより1週間も前に上毛新聞に広告が出てしまい、お客さんには大変失礼なことをしてしまいました…

来年のカレンダー

毎年、年度商品の一番手で、「星野富弘カレンダー」が出るのですが、 いくらなんでも6月じゃぁ早すぎない? と思ったら、常連のおじいさんが、 毎年、プレゼント用で使ってるんだとのことで、早速7部、 まとめて買っていった。 このおじいさん、昨年は累計…

新しぶかわ 四季の花

木村拓郎 著 『新しぶかわ 四季の花』 上毛新聞社(2008/3/20) 定価 本体1,143円+税 こういった本こそ、もっと早くここで紹介しなければいけなかったのに、 この本の魅力をきちんと把握していなかったばかりに、遅くなってしまいました。 著者は既に『たか…

Googleはほんと奥が深い

このところ、グーグルに付き合い続けて、 時間が限りなく費やされてしまう。 面白いからいいんだけど・・・ これまで長い間、写真の整理がなかなか出来ないままで 昔はアルバム専用ソフトなども使ったことがありましたが、 やはりweb2.0の時代。 どこからで…

けなげな可愛い子

今朝、店の掃除をしていたB型のパートが外から 「なんてけなげなんでしょう!」 と感激して入ってきた。 毎度のことながら いったい何の話だ? 先に主語を言え! 外に出てみると、昨年プランターでおいていたサフィニアだかペチュニアの花の種が 隣の空き地…

皇海山と足尾山塊

今日、3日は祭日なので、荷物の入荷はないものと思いのんびり出勤したら、 入口に荷物の山が積んであるのでびっくり。 連休のため、書籍のみ特別に入荷する日でした。 未入荷の注文品が、なんとかこの連休に間に合ったかと、ワクワクしながら荷を開けた。 …

お客さんとの会話から

わたしたちが日常している会話の大半は、そのまま活字にしたら ほとんど意味が通じない断片な言葉だけでやりとりしていることが多い。 ホームページの表現に比べるとこのブログは、 なんとなくそんな会話表現と文章の中間に位置するような気がします。 とい…

今回の「上州風」もおすすめ

今回の「上州風」Vol.28は、 特集 よみがえるヒーロー 国定忠治の実像 ですが、私たちにはこのほかにも注目される特集記事が二つ! (紹介のための見開きページの写真抜粋なら転載許されるだろうか?) どちらも、昨年の行事の紹介ですが、そのひとつが 「中…

理想の地球温暖化

前々回の日記で、自殺率の国際比較では 総じて北の寒い国では自殺率が高く、 南の暖かい国では自殺率が低いことに触れました。 国際比較 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2770.html ということは、こと自殺問題に関して考えると、 地球が温暖化すること、暖…

乾いた文化は重さに耐えられない

前回の日記、やっぱり重かったですね。 すみません。 それも狙いのうちなんですが、 皆さんの身近に事例が溢れているのを聞いても、つくづく 自殺に追い込まれるようなところまでいった人につきあったり、 ましてや救おうなんて努力をするのは、とても難しく…

見えにくい身近な死の実態

「自殺」 書かなければと思いながらだいぶ経ってしまった。 日本の自殺者数が3万人を越え続けていることについて、以前なにかの話題でふれましたが、 重いテーマなだけに、暗い話題の流れでは書きにくかった。 (前回の桜の話題はそんな意味合いもあってちょ…

満開の桜の下の入学式

今日は学校の入学式。 夕方から入学式帰りの高校生親子が 学校推薦辞典、電子辞書、教科書レーダーを買いに どっと店に押し寄せた。 学校からは、教科書や教材の追加注文の電話がなりっぱなし。 夕方から雨になってしまったけれど 毎年、この入学式の日をま…

やはりスゴイ!白洲正子『かくれ里』

最近、私のエージェントから直販雑誌「和楽」の白洲正子特集の号を借りた。 白洲正子の代表作『かくれ里』の取材詳細地図がついているのが見たかったからだ。 あらためて、名著『かくれ里』の着眼や取材の深さを感心させられた。 今、多くの人がこの『かくれ…

異議アリ、忍者検定

滋賀県の甲賀の里にて、第1回忍者検定なるものが開かれたニュース。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080329-00000036-kyt-l25 面白い良いことだと賛辞したいところだが、 かみつけの国 「草の者」研究所としては、 その内容をよくみると、あまりにも…

ようやく峠を越えました

ようやく、昨日 本屋のお仕事の年間ピーク時期を越えました。 今日はだいぶ遅れていた仕事をとり戻すこどが出来ましたが、 冷静になると、宿題がいろいろ溜まっていることに気づく。 入院しているピアノの師匠のとこへも 先月だかの入院時に行ったきり、その…

屁でもないことさ。

・・・と 言い放ちたいとこだけど そういうわけにもいかない。 今の教科書シーズンの重労働のことではありません。 これも歳をとってきたせいなのか、 悲しいかな、最近、 ちょっと 締まりが悪くなってきた? 家で身内のものに対してや 友人、知人に対してのこ…

短期アルバイト募集中!

春休み中の短期アルバイトを募集してます。 期間 3月14日(金)から4月4日(金)ころまで (原則日曜祭日休み) 時間 9時から18時まで (日によって異なる場合があります) 時給 700円 業務内容 教科書などの仕分け、販売、運搬作業 委細面談にて お…

エージェントへのエール

腰、背中、肩が痛い! 新学期の教科書作業もあと3週間! 今日明日の作業で出遅れた分をなんとか取り戻したい。 同じように同業のエージェントも昨日、悲鳴を上げていた。 私以上に今年はじめて経験する部署であることもあって 疲れ方も人一倍のことと思う。…

遅れた民主主義制度=「多数決」原理

昨日のmixiのほうの日記でふざけ半分ながら >多数決できめたろか と、私らしくない言葉をつかって反省しておりましたところ、 そしたら早速、別な方からも多数決反対の書込みがあったので、 これも一揆の性格にもかかわる問題なので(またこじつけ?) 「多…

信長が生涯を通じて闘った相手

戦国時代を語るとき、私たちはどうしても信長、秀吉、家康、信玄、謙信などの力関係を軸に語りがちです。 しかし、戦国時代を切り開いて天下統一へ導いた信長の生涯をよくみると、 最も多く闘い、破れ、長期にわたって信長が争い続けた相手は 決して武田信玄…

アイデンチチ

親鸞の他力思想にかかわる枝葉の話しをもうひとつ。 外国であなたのアイデンティティーは、と聞かれると それはカトリックか、プロテスタントか、 ヒンドゥーかブッティストか、という意味ですが、 日本人にそうした感覚はあまりない。 日本人が連想するのは…

誤解されやすい親鸞・浄土真宗

誤解の多い異端の宗教、浄土真宗のことを理解してもらうために 歎異抄のなかの有名なくだりの話をもうひとつふたつ先に書いておきたい。 親鸞が唯円に、おまえは私のことを信じるかと訪ねるところがあります。 それにたいして唯円はとうぜん「もちろんです」…