~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

11月のおさえておきたい本【文庫】

日経ビジネス人文庫(6日)
〇 田中渉 香取俊介『渋沢栄一 人生とお金の教室』850円+税
朝日文庫(7日)
〇 上野千鶴子『おひとりさまの最期』700円+税
〇 恩田陸『錆びた太陽』940円+税
ちくま文庫(7日)
〇 多田多恵子『したたかな植物たち 秋冬篇』950円+税
〇 小島毅『父が子に語る近現代史』800円+税
ちくま学芸文庫(7日)
〇 筑紫申真『日本の神話』1200円+税
〇 中村禎里『河童の日本史』1600円+税
文春文庫(7日)
〇 風野真知雄『眠れない凶四郎(3)』630円+税
〇 西村京太郎『十津川警部 能登・キリコの唄』700円+税
〇 佐伯泰英『捨雛ノ川 居眠り磐音(18)決定版』730円+税
〇 佐伯泰英『梅雨の蝶 居眠り磐音(19)決定版』730円+税
〇 三浦佑之『古事記神話入門』760円+税
新潮文庫(9日)
〇 小野不由美『白銀の墟 玄の月(3)』670円+税
〇 小野不由美『白銀の墟 玄の月(4)』750円+税
〇 櫻井よしこ『一刀両断』710円+税
〇 宮部みゆき『この世の春(上)』630円+税
〇 宮部みゆき『この世の春(中)』630円+税
〇 宮部みゆき『この世の春(下)』710円+税
〇 宮部みゆき『ほのぼのお徒歩日記』750円+税
〇 佐伯泰英『照降町の梅』630円+税
〇 畠中恵『とるとだす』630円+税

講談社学術文庫(11日)
〇 網野善彦 石井進 笠松宏至『中世の罪と罰』1150円+税
〇 国東文麿 訳『今昔物語集 天竺篇 全現代語訳』2140円+税
光文社文庫(12日)
〇 大沢在昌『死ぬより簡単』未定
光文社古典新訳文庫(12日)
〇 吉野作造 山田博雄 訳『憲政の本義、その有終の美』未定
祥伝社文庫(13日)
〇 林望『謹訳 源氏物語(10)』未定
講談社文庫(14日)
〇 池井戸潤半沢直樹(1)』780円+税
〇 池井戸潤半沢直樹(2)』780円+税
〇 瀬戸内寂聴『新装版 京まんだら(上)』900円+税
〇 瀬戸内寂聴『新装版 京まんだら(下)』920円+税
〇 諸田玲子『森家の討ち入り』630円+税
〇 林真理子『大原御幸 帯に生きた家族の物語』620円+税
双葉文庫(14日)
〇 西村京太郎『十津川警部 篠ノ井線姨捨駅 スイッチバックで殺せ』630円+税
集英社文庫(20日)
〇 胡桃沢耕史 他『セレクション戦争と文学(5)』未定
角川ソフィア文庫(21日)
〇 未定『キリスト教でたどるアメリカ』未定
〇 芳賀日出男『秘境旅行』未定
〇 時田昌瑞『絵で楽しむ江戸のことわざ』未定
角川文庫(21日)
〇 津本陽『「本能寺の変」はなぜ起こったか』未定
中公文庫(21日)
〇 中井正一『日本の美』820円+税
〇 永井荷風『鴎外先生』1000円+税
〇 安岡章太郎『私の濹東綺譚』900円+税
知的生きかた文庫(22日)
〇 田村忠司『サプリメントの正体(仮)』未定
〇 外川淳『明智光秀(仮)』未定
ハヤカワ文庫SF
〇 『宇宙英雄ローダン・シリーズ604 オクトパスの呪縛』700円+税
〇 『宇宙英雄ローダン・シリーズ605 マゼラン星雲への道』700円+税

* こちらの本は、すべて発売日に当店に入荷するとは限りませんので、ご了承ください。

10月のおさえておきたい本【新書】

10 月 新書新刊
 
小学館新書(3 日)
小林よしのり ケネス・ルオフ『天皇論「日米激突」』840 円+税

SB 新書(7 日)
〇 近藤誠『医者の大罪』850 円+税

インターナショナル新書(7 日)
〇 倉谷滋『怪獣生物学入門』880 円+税

ちくま新書(7 日)
〇 木村泰司『カラー新書 ゴッホゴーギャン』980 円+税

NHK 出版新書(10 日)
原武史『「松本清張」で読む昭和史』800 円+税

角川新書(10 日)
大宅壮一『実録・天皇記』900 円+税
 
朝日新書(11 日)

池上彰池上彰のお金の学校』850 円+税
〇 菅沼栄一郎 菊池明敏『水道が危ない!』810 円+税
〇 安藤優一郎『大江戸の飯と酒と女』810 円+税

文春新書(16 日)
〇 川内イオ『農業 3.0』890 円+税

講談社現代新書(16 日)
〇 上田篤盛『未来予測入門』900 円+税
〇 鳥澤諭『年金「最終警告」 』840 円+税

ブルーバックス(17 日)
〇 山科正平『カラー図解 人体誕生 からだはこうして造られる』1800 円+税
高木貞治『数の概念』1000 円+税
竹内薫『「ファインマン物理学」を読む 量子力学相対性理論を中心として』1200 円+税
〇 能勢博『ウォーキングの科学』900 円+税

新潮新書(17 日)
荻原博子『騙されてませんか』780 円+税
筒井康隆『老人の美学』700 円+税

中公新書(17 日)
瀧浪貞子持統天皇』900 円+税
〇 三鬼清一郎『大御所 徳川家康』840 円+税

平凡社新書(17 日)
〇 金子拓『信長家臣明智光秀』840 円+税

新書y(17 日)
渡辺京二『新書版 黒船前夜』1800 円+税

岩波新書(19 日)
山口二郎『民主主義は終わるのか』840 円+税
〇 村井俊哉『統合失調症』760 円+税 〇
吉竹純『日曜俳句入門』820 円+税
〇 山家悠紀夫『日本経済 30 年史』900 円+税
 
カッパ・ノベルス(24 日)

〇 西村京太郎『飯田線・愛と殺人と』1000 円+税

宝島社新書(28 日)
〇 斎藤成也 関野吉晴 他『大論争 日本人の起源』1000 円+税

10 月のおさえておきたい本【文庫】


 
ハヤカワ文庫 JA(3 日)

五代ゆう 天狼プロダクション監『グイン・サーガ 146 雲雀とイリス』680 円+税

河出文庫(4 日)

本田靖春『複眼で見よ』1050 円+税

小学館文庫(4 日)

堂場瞬一『錯迷』840 円+税

朝日文庫(7 日)

奥野修司美智子さまご出産秘話』920 円+税

幻冬舎文庫(9 日)

〇 和田はつ子『わらしべ悪党』未定

百田尚樹『錨を上げよ(3)、(4)』各未定]

ちくま文庫(9 日)

小島毅『父が子に語る日本史』800 円+税

徳間文庫(9 日)

〇 稲葉稔『問答無用 雨上がり<新装版>』680 円+税

〇 澤田瞳子『秋萩の散る』650 円+税

文春文庫(9 日)

風野真知雄『耳袋秘帖 眠れない凶四郎(3)』630 円+税

平岩弓枝『青い服の女 新・御宿かわせみ(7)』620 円+税

東川篤哉『さらば愛しき魔法使い』690 円+税

]〇 稲葉稔『武士の流儀(2)』680 円+税

佐伯泰英『螢火ノ宿 居眠り磐音(16)決定版』730 円+税

佐伯泰英『紅椿ノ宿 居眠り磐音(17)決定版』730 円+税

東海林さだお『ガン入院オロオロ日記』650 円+税

 

双葉文庫(10 日)

新堂冬樹『紙のピアノ』790 円+税

講談社文芸文庫(10 日)

幸田露伴『珍饌会 露伴の食』1400 円+税

講談社学術文庫(10 日)

〇 速水侑『菩薩 由来と信仰の歴史』920 円+税

〇 外池昇『天皇陵「聖域」の歴史学』1210 円+税

茂木健一郎『脳とクオリア なぜ脳に心が生まれるのか』1500 円+税

光文社文庫(10 日)

佐伯泰英『まよい道 新・吉原裏同心抄(1) 』未定
内田康夫『化生の海』未定

光文社古典新訳文庫(10 日)

後深草院二条とはずがたり』未定

だいわ文庫(10 日)

岸本葉子『50 代の暮らしって、こんなふう。 』680 円+税

〇 枡野俊明『人生を整える 禅的考え方』680 円+税

実業之日本社文庫(上旬)

伊東潤『敗者列伝』741 円+税

〇 西村京太郎『若狭・城崎殺人ルート』648 円+税
 
祥伝社文庫(11 日)

〇 武内涼『不死鬼 源平妖乱』未定

鳥羽亮『迅雷 介錯人・父子斬日譚』未定

黄金文庫(11 日)

〇 高野澄『京都の謎<戦国編>』未定

〇 舛岡はなゑ『斎藤一人 この先、結婚しなくてもズルいくらい幸せになる方法』未定

 

講談社文庫(16 日)

森村誠一『悪道 最後の密命』未定

〇 西村京太郎『十津川警部 愛と絶望の台湾新幹線』未定

角川文庫(24 日)

池井戸潤『民王』未定

森村誠一『棟居刑事の断罪』未定

新潮文庫(29 日)

嵐山光三郎 編『芭蕉という修羅』550 円+税

ジェフリー・アーチャー『運命のコイン(上)、(下)』各 750 円+税

ハヤカワ文庫 SF 

〇 『宇宙英雄ローダン・シリーズ 602 ツーノーザー救出作戦』700 円+税(3 日)

〇 『宇宙英雄ローダン・シリーズ 603 階級闘技』700 円+税(17 日)

〇 『ローダン NEO20 水の惑星レヤン』740 円+税
 

結局、大人が問題フェア

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大事なおススメ本でありながら、しばらく版元品切れで入手できなかった本が
ようやく重版され入荷ました。

五味太郎 『大人問題』 講談社文庫



結局、こどもの問題の大半は、

大人が問題

大人の問題です。



子ともの現場で起きている問題と同じ問題が、
ほんとうは大人の現場でもおきており、
大人の問題とこどもの問題は同時並行で世の中では進行しています。

大人の問題に向き合えず、解決できていない問題が、
そのまま子どもの社会でも起こり、
それに答えられない大人、
答えようとしない大人がいます。

そんな現実にまた新しい始点から問いかける素晴らしい1冊が刊行されたので、
フェアとしてまとめてみました。


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その1冊とは、
ブレディみかこ 『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』 新潮社
です。

こちらの本も、売りたい本でありながら、
なかなか十分な数を仕入れることが出来なかった1冊です。


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この2冊を通じて見えてくるのは、

教師であれ、親であれ、友だちであれ、
問題に直面している子どもたちが求めているのは、
問題に対する「答え」ではないということです。

また親であれ、教師であれ、
課題に直面している子どもに対して、
常にその答えを持っているとは限らないということです。

そこをつい親や教師はごまかしてしまいます。

そこをごまかすことなく、子どもと一緒になって考えるというのは、
とても難しいことだからです。

その難しいことから逃げて
社会の枠、学校の枠に押し込めてしまう大人たち


もう一度考えてみてください。

子どもたちに「いじめ」はいけないと教えている大人たちが、
その大人たちの職場や地域で
自分の隣人が「いじめ」や「差別」に直面した現場に居合わせたら、

子どもとは違うどのような行動が取れるでしょうか。


大人自身が容易には解決できない問題が
「親」や「教師」という立場になった途端に
問題に向き合うことを避けたまま
単純な答えを押し付けて誤魔化してはいないでしょうか。

たしかに目の前のそうした問題に対処することは
とても難しくやっかいなことばかりです。
でもそれらの課題に向き合うことこそが
教科書で多くのものを学ぶよりもずっと大切なことです。


すぐに答えは見えなくても
子どもと一緒になって考える力が何よりも必要なことではないかと
これらの本を見ると気付かされます。

私たち大人に求められていることは何なのか
そんなことを考えることができたらと思い
このフェアを企画してみました。

以上、旧ブログ「正林堂 本の気休め」掲載文を加筆転載しました。

微生物・菌・胞子・キノコ・苔の関係をわたり歩く

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最近、ずっとこの路線でつながっています。
 
 
目に見えない微生物にはじまり、
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新井文彦 『粘菌生活のススメ』 誠文堂新光社
 
 
 
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川上新一著・佐藤岳彦写真『変形菌』 技術評論社
 
ここに本来は南方熊楠へとつなげたいところですが、
それはまたいづれ・・・
 
 
 
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菌や胞子、キノコの世界へ
 
 
 
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大石善隆『コケはなぜに美しい』 NHK出版新書
そして地衣類や苔など
 
 
 
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それらを育む強力な助っ人「うんこ」
 
 
 
 
そして「食」の別コーナーになりますが、
発酵食品の世界へつながっていきます。
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このあたりのキーワードで、順次商品は入れ替えていきます。