~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

秋の虫症候群

数週間前からブリッジをかけている歯が痛み、歯茎が腫れている。
数日前、歯が痛いことを店で話そうとしたら、
先にうちの部長が今日はとても歯が痛いので、ちょっと歯医者に言ってくると午前中出かけていきました。
で、帰ってきたら、今歯医者はとても混んでいて歯医者さんも、
この時期は虫歯が多いのだと話していたとのこと。

季節の変わり目だから?

よく気圧の変化が体調に与える影響は大きいのだと聞きますが、
当然歯もそうした影響は受けそうな気はする。

でも、今年の陽気は、
暑いからなのか、
急に寒くなったからなのか
いまひとつよくわからない。
気圧が原因といえるのだろうか?

でも一番説得力のあるのは、秋の虫たちが鳴きだすこの時期、
虫の鳴き声の波長に歯が共鳴して虫歯菌が繁殖するという説。

1980年代後半だったか、ロシアのコウロギスキーとかいう生物科学者が、
「秋の虫の鳴き声と虫歯菌繁殖の相関関係」という論文を発表したことは、
既に忘れ去られている。

ところが、産婦人科医の減少に劣らず、深刻な経営難に陥っている歯科医師業界が、
忘れ去られたこの論文に近年注目し、
密かに秋の虫たちの繁殖を試み、巷にコオロギを大量に放った成果が
このところようやく現れだしているらしい。

スズムシやキリギリスよりもコオロギのほうが、音量大きく大量に放ちやすいので、
歯科医師業界再建実行委員会の努力で、全国各地の支部でコオロギの飼育繁殖が試みられるようになった。
今年は、その試みがはじまってから3年目にあたり、
各県支部の飼育繁殖要領もようやくコツをつかんできたところ。

ただ、優秀な歯科医師業界のたくらみであるため、目立たないように
その繁殖は微妙な増加曲線をたどるように計算されている。
歯科医師業界の陰謀・謀略の因果関係の立件は極めて難しい。

しかし、この事実を知ってしまった者は、
今日から、秋の虫の音を聞くほどに、歯が痛くなるので
皆さん十分気をつけてください。


(ムムムム、今日は早く帰って寝ようかと思ったけど、だんだん頭が冴えてきた)