一間箸の話
酒井大岳さんの新刊『気持がホッとする禅のことば』(静山社文庫)が出ました。
このところ、酒井大岳さんの本を続けて読んでいたので、新刊ではありませんが記憶に残るところをまた紹介させていただきます。
『さわやかに生きる』(あさを社)からです。
そのなかに仏教の説話で一間箸の話というのがあります。
ある人が地獄を覗いてみたら、骨と皮ばかりの人間が一つのテーブルを囲んで、ごちそうを食べようとしているが、箸が一間箸なんで、せっかくつまんでも自分の口に持ってくることができない。それでみんな苦しんでいるという図。
ところが、極楽を覗いてみると、こちらの方はみんなおいしそうにごちそうを食べている。同じテーブル、同じ一間箸なのに。
よく見たら、長い箸でおたがいが向かい合いの人の口へ、ごちそうを運び合っていたという話です。
先週、北海道の同業者の人たちといろいろお話をしてきて、市場が縮小し続ける時代でも、考え方ひとつで この一間箸の話のようなことは可能であると感じました。
よかった、よかった。
このところ、酒井大岳さんの本を続けて読んでいたので、新刊ではありませんが記憶に残るところをまた紹介させていただきます。
『さわやかに生きる』(あさを社)からです。
そのなかに仏教の説話で一間箸の話というのがあります。
ある人が地獄を覗いてみたら、骨と皮ばかりの人間が一つのテーブルを囲んで、ごちそうを食べようとしているが、箸が一間箸なんで、せっかくつまんでも自分の口に持ってくることができない。それでみんな苦しんでいるという図。
ところが、極楽を覗いてみると、こちらの方はみんなおいしそうにごちそうを食べている。同じテーブル、同じ一間箸なのに。
よく見たら、長い箸でおたがいが向かい合いの人の口へ、ごちそうを運び合っていたという話です。
先週、北海道の同業者の人たちといろいろお話をしてきて、市場が縮小し続ける時代でも、考え方ひとつで この一間箸の話のようなことは可能であると感じました。
よかった、よかった。