2018-06-14 旅をもっと深~く楽しむフェア もっともっと本について語ろう #読書 ゴールデンウィークと春の新緑を軸にした旅のフェアの勢いがなくなったので、 次に旅を掘り下げるフェアをはじめました。 「旅をもっと深~く楽しむ」フェア ベースは、詩人・管啓次郎の『コロンブスの犬』(河出書房新社)のなかに、うまい旅人と下手な旅人を対比させたすばらしい一文(ネットで紹介できないのが残念ですが)があったので、それに触発されたものです。 管啓次郎は、主にアメリカ、メキシコなどを旅した経験をもとに絶妙な文を書く詩人で翻訳家でもあります。 管啓次郎の 『コロンブスの犬』 (河出書房新社) 管啓次郎の 『狼が連れだって走る月』 (河出書房新社) こうした表現から旅の面白さを振り返ってまず思い浮かんだのが、 白洲正子 『かくれ里』 講談社文芸文庫 高桑信一 『古道巡礼』 ヤマケイ文庫 でした。 そこに宮本常一や赤坂憲雄の日本民俗紀行にかかわるもの イザベラ・バードの日本紀行 民藝の旅をした柳宗悦 和辻哲郎 『古寺巡礼』 (岩波文庫)のように、多くの人々に影響を与えたもの 志賀重昴 『日本風景論』 (講談社学術文庫) やさしく美しい文章で知られるご当地群馬出身、富山和子の水の旅 そして星野道夫の世界などをふり返ってみました。