~ここから新しい世界に出会える~正林堂

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「こころ」のエネルギー

前の心臓(vs脳)の話が途中で飛んじゃっていたけど、
誰も気にちゃいないでしょう。
私も先の話の予定は忘れてしまった。
ただ、どうしても書き記しておきたいことのひとつに
人間の心臓、ハートのもつ独自のエネルギーのことがあります。
(ちょっとベタな話になりますが)

私が30代のころ、よく徹夜作業が続くことがあって、クレーム対応で追われている仕事であるにもかかわらず、バテずにいつも楽しく仕事しているのを同僚が見て「オマエの胸の中には核でも入っているのか?」とほめ言葉(?)をもらったことがあった。
もう今ではそんなに何日も徹夜なんてできないが、私はたとえ追われるような仕事でも、集中してやる仕事というのはなんとなく楽しい。(だから、バカなミスや不効率な仕事をいつになっても繰り返すのかもしれない)

でも、「胸の中の核」と言われて、核兵器の威力と人のハートの威力の差は、はたしてどんなもんかとも思った。

よーく考えてみれば、核兵器など一発の力で数万から人口密集地への水爆投下でも1千万人くらいの命を一度に無に消してしまう程度(?)の力だが、
人間のハートの力は、
先の上杉鷹山の灰に埋もれた種火を移す話ではないが、
人から人へ、
その炎を移していけば、
何万、何百万、何千万の人の心に
簡単に火を灯していくことができる。

命をゼロにしてしまうエネルギーより、
命を燃え上がらせるエネルギーのほうが遥かに強いに決まっている。
この伝播力も、
最近ではちょっとしたベストセラー本でも
すぐ100万のひとに届くことがあるのだから、
昔からのちょっとした名著の力や今のインターネットの力を考えただけで、容易に核兵器をしのぐパワーがあることが想像できよう。

この力は、根本的にプラスのエネルギーのみが強烈な伝播力をもつ。
マイナスのエネルギーは今世の中に満ちているように見えるかもしれないが、よくみるとそのマイナスの虚無や絶望のエネルギーは数万、数百万のひとに伝播することは決してない。
ひたひたと押し寄せてくるような不安感だけはあるが、
爆発力があるのは、プラスのエネルギーのみ。

このエネルギーも真っ赤なレベルから、暖かいオレンジ、黄色など様々なレベルがあるが、灰に埋もれた種火の力のように、一見消えたかのように見えることはあっても、命ある限り、決して消えることはない。
ここに性善説の根拠もみてとれる。

このエネルギーの源こそ
人間のハート=心の臓のこと。

ハートの色を
見かけの灰色から
「黄色」
「オレンジ」
「赤」に
変えるだけで
下手な正議論や学問の力に頼るより
大きな力が万人に手に入る。

今朝、知人のひとりが朝のウォーキングをはじめて、
その爽やかな気分に感動した話があった。
そこに、こんなふうに爽やかな朝が
毎日必ず来ることがわかっているのに、
毎日のように
夜が来る
暗い夜がまた来る
と騒いでいる人がいる
ということを書き込んで、このことを思い出した。

(ベタですが・・・)

次に、このプラスのエネルギーの使い方の
「注意書き」のことを書く予定。