~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

蝉しぐれ

昨夜放送の「蝉しぐれ」、残念ながら後半のほうしか見れませんでした。
どうしても山田洋次監督の作品のほうを贔屓目に見てしまいますが、
脚本の練り方が弱いのはよくあることながら、映像の組み立ての方は悪くない気がしました。これなら、しっかりと一度観てみたいと思いました。

で、もう夏も終わるというのに相変わらず猛暑が続き、マンションの階段に転がる蝉の数がもう半端な数では無くなってしまった。
誰も片付ける人がいないからなのだけど、その数はもう数十のレベルではない、もし端からしっかり数えたら、おそらく100匹近くころがっているのではないだろうか。

九州の知り合いの人がブログでクマゼミのことを書いていましたが、
日曜日の日経新聞にちょうどクマゼミの生息域が、温暖化のせいか、どんどん北上しているとのことが載っていて、セミの生態のことを書いていました。

はっきりしたデータはないものの、大阪では1960年代から80年代の20年間でクマゼミが急増したようです。今では名古屋でもかなり増えており、気温も東京と大阪ではほとんど変わらないので、20年もたてば東京も大阪のようになるのではとのこと。

「東京や大阪では気温が過去50年で約1.5度も高くなり、クマゼミが都市部で増え北上しているのは事実です。私たちは温暖化の影響だろうと思っていますが、実検できちんと原因を突き止めないと温暖化の影響で北上していると断言することはできません。暖かい時期にクマゼミが偶然、増えた可能性もあるからです」

 セミの幼虫は木の枝で卵からかえると、地面に落ちて土に潜ります。この土に潜るまでの十分程度で、ほとんど死んでしまいうそうです。
 なぜ、はじめらか土のなかに卵を産まず、そんな危険な賭けを選ぶのでしょうね?

 高温、乾燥化が進むと土が乾燥して固くなり、いっそう潜りにくくなてしまうそうです。

 最近、クマゼミが枯れ枝に似た光ファイバーの引き込み線に産卵管を刺して卵を産み、断線、通信障害の被害が相次いでるそうですが、はかない命ながら、みんな精一杯生きているなぁ。