~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

恐竜の本物の大きさ絵本

イメージ 1

最近話題の絵本で、うちのB型のパートさんたちが騒いでいた本。
入荷分はすぐに売れてしまい、いったいどんな本なのか見てみたいと思っていたのが、ようやく今日入荷しました。

小学館の図鑑NEO 本物の大きさ絵本シリーズ
 『恐竜館 原寸大』 定価 1,575円
 『原寸大 どうぶつ館』 定価 1,575円

恐竜のアゴ、鋭い歯の口の部分や足の部分だけの実寸大のイラストが載っているものです。
これまでの図鑑では、全長何メートルとか、人間と比較したらこのくらいだとかの説明はされていましたが、このように実寸でそれをあらわしたものは、はじめてではないだろうか。

子どもたちが、自分の顔や手足と比べてみて、
ワーッ!とか、キエーッ!とか言いながら楽しんで見ている姿が想像されます。

これこそ絵本というのものの魅力の核心部分なのですが、
全身の感覚でそれを感じ取ることのすばらしさ、
そんなものを私たち大人にも味あわせてくれます。

もちろん、想像力によってその大きさをイメージしてみることや、
実際の恐竜博物館や動物園に足を運ぶこともとても大事ですが、
こうした絵本で体験できることの価値も、決してそれらに劣らない意味があると思います。

文字が大きかったり、ルビがふってあったりすることで絵本と分類されている本のなかには、
このような大人も一緒に見て健康な感覚を取り戻すことのできる大事なものがたくさんあります。

概念的思考で、要はなんなのかなんて考えず、
子どもと一緒この絵本のページをめくりながら、
ワーッとか言いながら過ごす時間はとても大事だ。

何歳になっても、そんな素敵な時間を過ごしたいですね。