~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

吾妻町の仙人窟

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昨日、墓参りに行くとき、ちょっと遠回りだけど是非連れに見せたくてまわってきました。

県道から200mほど登ったところにあり、入口高さ8m、幅14m、奥行き26mの洞窟。

吾妻33所観音の第8番札所ですが、わたしは真田ゆかりの地のひとつとして昔訪ねた場所です。

県下でも、これほど面白い場所はないと思うのだけれども、観光案内にのることもなく、道路に標識があるだけで、駐車スペースもない。

路肩に車をとめて、歴史を感じさせる石段をしばらく登ると仙人窟にたどり着く。


この坂の上に、真田勢が北条の大軍を迎え撃つために五百騎の馬を隠し、この坂を一気に駆け下りて撃退したという。
ほんとうに、こんな急な坂を馬で駆け下りたのかと思うが、義経の例もあるし、たぶんほんとうなのだろう。

周辺一体が垂直に切り立った崖で、その一角に大きな穴をくり抜いている。

中に入ると予想以上に広い。

穴の左右に羅漢像が並ぶ。

奥に入ると聖観世音像があります。




左手の道を登ると胎内くぐりへ

いかにも修験の場らしいところ
奥の院、復窟へと通じる。



ここと少し似た場所、子持神社の奥の院とともに、投入堂を思わせる実に素敵な場所。

検索しても、詳しいサイトはまだ無いようです。
以前、「かみつけの国 本のテーマ館」のなかで、ちょっとだけ紹介していますが、これだけのページをつくるに十分値するところです。

無理に観光地化する必要はありませんが、多くの人を連れて行きたい場所です。