~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

東日本大震災 ――復興支援フェア

東日本大震災が起きて以来、津波地震原子力・エネルギー問題などのフェアを早く展開しようと思っていましたが、良い本がなかなか入手できずにまとまったコーナーが作れずにいました。
このたび、なんとか連休前に、一程度の本を入手することができましたので、店中央のアリバイ的なコーナーから、レジ前の目立つコーナーに移動してフェアを展開しています。
 
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写真集は、
 上毛新聞社からの『特別報道写真集 東日本大震災』 953円+税の他
   『読売新聞報道写真集 東日本大震災』  1,500円+税
   『読売新聞特別縮刷版 東日本大震災 1か月の記録』 1,400円+税
   『闘う日本 東日本大震災1カ月の全記録』 産経新聞社 1,300円+税 などがございます。
 
 
震災や津波については、
  吉村昭 『関東大震災』 文春文庫 543円+税
  同    『三陸海岸津波』 文春文庫 438円+税
   が、なによりも参考文献としておすすめで、1カ月たってようやく売れる量の冊数が入荷しました。
 
 他におすすめの
  山下文男 『津波てんでんこ 近代日本の津波史』 新日本出版 1,600円+税
   も近日、追加入荷予定です。
 
原発放射能・エネルギー問題では、
 
 広瀬隆 『原子炉時限爆弾』 ダイヤモンド社 1,500円+税 がとてもよく出ています。
 
他には
  恩田勝亘 『東京電力・帝国の闇黒』 七つ森書館 1,300円+税
  北村行孝・三島勇 『日本の原子力施設全データ』 ブルーバックス 900円+税
  大朏博善 『本当は怖いだけじゃない放射線の話』 WAC 880円+税
            などが売れてますが、群馬県の書店としては、群馬県出身の市民科学者として
生涯を原子力問題に捧げた高木仁三郎さんの本をたくさん紹介したいと思っています。
 
  高木仁三郎 『市民科学ブックス①人間の顔をした科学』 七つ森書館 1,200円+税
  高木仁三郎監修『反原発、出前します』 七つ森書館 2,000円+税  など
 
これから原子力の安全性を高めることで、エネルギー・環境問題は解決できるのか?
今、大事な議論が、私たちに托されています。
 
さらに被災地のこれからの復興を考えると、
 仮設住宅問題や街づくりのあり方。
 繰り返す地震津波に対する防災はどうあるべきなのか
 大切な人を喪った人びとの心のケアの在り方など。
 あるいは、膨大なお金のかかる復興をどのような予算のやり繰りや考え方で実現するのか。
 
 いろいろそろえて是非、皆さんにご紹介したい本がたくさんあります。
 
 当初は、そうした本をガンガンとこのブログで紹介していきたいと思っていたのですが、やはり、思うようなペースでは書けませんでした。
 少しずつではありますが、これから徐々に書いていきたいと思っています。