~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

冠婚葬祭大好き!

今日(日曜日)は、実家の法事で完全に一日お休みでした。

私は、かつて形式ばかりの無意味なお付き合いで
大嫌いであった冠婚葬祭が、
ここ数年、次第にイヤでなくなってきた。
イヤでないばかりか、好きにすらなってきている。

昨日は、今まで入荷が遅れていた高校のレーダーと副読本類が
どっと入ってきて、その品だし陳列に一日追われた。
来週から教科書販売がはじまるので、
もう先送りの出来ないギリギリの日程での作業。

夜にはかなりバテてて、腰も背中も危ないレベルに達していたが、
明日は法事で休みという意識もあって、
とりあえずの作業はなんとか完了させることができた。

体は疲れ切っても、翌日が完全な休みと決まっていると
気分がとても楽だ。
通常は、休日とはいっても
ほとんどなんらかの仕事の用事があるもので、
一日、仕事のことを忘れていられる日などは
1年に何日もない。

それが、こと冠婚葬祭となると無条件に仕事を遮断できて、
しかも昼から酒を飲んだりして、
考えてみれば、山に登ったときに劣らす
身も心もリフレッシュできる。

かつては、大人たちの世間話につきあうことや
理解できないしきたりに合わせることが
苦痛でたまらなかった。
ところが、よく観察してみれば、
今の年寄りたちですらも、古くからのしきたりは
知らないことが多いらしく、
お互いに聞きながら、相談しながらやっていることがかなり多い。
つまらなかった世間話も
自分なりのペースである程度合わせられるようになってきた。

すると、どうやら冠婚葬祭とは
確かに無意味な形式にこだわっていることも多いかもしれないが、
それらのしきたりに拘らず、人生の時間の流れのなかでは、
やはりとても大事な区切りの意味があるのだと思えるようになった。

今日の休みも、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんが
自分たちのために与えてくれた大事な時間だと気付いて、
感謝、感謝の一日でした。