~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

至福の空間

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肉体労働で疲れた体を癒やすためだけではなく、
もっとも集中して読書のできる空間として私は

「私の戦略書く兵器工場」のなかで
http://www18.ocn.ne.jp/~hproject/page002.html

第2書斎、風呂をプロフィールのなかで紹介していました。

最近、その風呂場空間への依存度がさらに増している。

仕事で疲れ切って帰ると、時々12時前に寝ることもありますが、
そんな日は、たいてい4時か5時頃に目が覚める。
そのまま、もう一度寝てしまうこともありますが、
たいていは風呂に入って本を読みます。

できれば、それよりも、外に出てウォーキングなり、サイクリングなりした方が良いのだろうけど、
つい無精で風呂に入ってしまう。

ものの本では、熱い風呂に入ると副交感神経が刺激されて目が覚めると書いてありますが、
私の場合、長湯のせいか、意外とすっきりと目が覚めるということはないまま
時々うとうとしながら本を読んでいることが多い。

うとうとしている程度ならまだ良い。

しばしば手に持った本を
ドボンと風呂に落としてしまったり、
体がズルッと沈んでしまい
お湯を鼻から目一杯吸い込んでしまったりもする。

口からではなく、鼻から吸い込むので
おそらく無意識の状態でもちゃんと鼻呼吸が出来ているのだと安心するのですが、
無意識で鼻から一気に水を吸い込んでしまうのはつらい。

お医者でしかできない鼻洗浄を一気にできる満足感があるものの・・・
いや、そんな満足などない。
同じ失敗を繰り返すバカな自分が情けなくなるだけ。

私が風呂で居眠りするのは、もうひとつ理由がある。
それは、長居する都合上、風呂にいろいろ飲み物、食べ物なども持ち込んでいる場合だ。

風呂のなかで酒を飲むのもいいが、
いろいろ飲んでみるとワインが一番あっているように思える。
熱いところでビールといきたい気分もあるが、
私のような長風呂派には、ビールは向かない。
ビールは風呂上がりに限る。

かといって日本酒も向かない。
酔いすぎてしまうから。

他に好きなウォッカやコニャックも雰囲気があわない。

で、結局ワインがベストであるということになった。
それもチリワインがいい。
それにちょとばかりのツマミかパンがあればオーケー。

ただ、のぼせたまま酒を飲むのは人によってはかなり堪えるらしい。
ある友人に風呂で飲むワインは最高と勧めたところ
その友人は酒は強いのに、なぜか吐いてしまった。

私のような長いときは6時間にも及ぶ長湯や
風呂でワインを飲むこと、
決して皆さんにはお勧めできません。

しかし、私には至福の時間なのです。

体を癒やすはずの風呂が
2時間以上になってくると
同じ姿勢でいるために、かえって腰の負担を増し、体が堅くなってしまっていることも多い。

週に1,2度は写真のように泡風呂にするのですが、
泡はだいたい1時間で消える。
お湯は2時間でぬるくなる。

そんなとき、またお湯を足したり、
さらには、その場で入れ直したりもする。
ガス代もこのためだけにやや高くなる。

でも止められない。

たぶん私の死に場所はここだろう。