~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

わが極秘エージェントからの情報

センター試験が今月中旬に終了したら
その催事コーナーで入れ替わりはじめる予定の
「他所では手に入らない群馬の本フェア」
の準備をこの今日、明日のうちに仕上げようと思ってる。

他所の本屋では手に入らない本という意味には
ふたつの柱がある。

ひとつは、県立図書館の管理下にある会員制の郷土関連書籍「みやま文庫」のアンテナショップに当店がなれたことで、その入手可能な本のフェアをやること。

もうひとつは、群馬最大の老舗書店である煥乎堂さんが出版部から出した本をバーゲンブックとして、定価の4割程度、つまり6割引きの価格で販売することにある。

定価の4割って
ブックオフの通常価格より安い!

地元の古書店で郷土関連の本があれば、
定価の八割程度から、定価以上の価格がついていることも多いくらいなのに。

『目で見る上州の道』なんていう定価11,000円の豪華本を
2,400円で売っちゃうのだ。
これでちゃんと利益は確保している。

なんでこんなことが出来たかというと
古書店ではなく、新刊書店で行なう「バーゲンブック」というシステムのおかげ。

これまでは
他所でやっているバーゲンブックフェアをみると
いかにも売れ残りの実用書などを中心とした、
とてもセレクトした品揃えのフェアとはいえないものしかないものと思っていたので、
自分の店でそれをやってみようなどと真剣に考えたことはなかった。

それがある日、県内のT書店にわが社が極秘に潜伏さた
あるエージェント(エージェントNo.008)がもたらしてくれた情報により、
県下最大の老舗 煥乎堂さんの出版部の本が大量に扱えるとのことがわかった。

早速、煥乎堂さんの方に潜伏させているわが社のエージェントNo.003に裏を取ってみると、経営上の理由から過去の出版部の在庫を一律処分した経緯があることが確認できた。
もったいない!
売れる本もあるのに、一律処分とは。。。

それでも断裁処分でなく、こうした二次業者に流れたことは幸いだった。

ただ、煥乎堂出版部はほとんどの在庫を処分してしまったとはいえ、ホームページ上ではその部署はまだあり、過去の出版リストも定価販売で掲載している。

その実情とどう対外的な表記の辻褄を合わせるかについては、
エージャント003と目下、相談中である。




なお潜伏させている極秘エージェントのことについては、
彼らの安全確保のため、くれぐれも口外されないように望む!


尚、この日記は読了後、
みなさんの手によって手動的に消去される。

ジュワーーーーー