~ここから新しい世界に出会える~正林堂

渋川市の書店「正林堂」からお店の企画、本の紹介、地域の情報などを気ままに発信します。

#小説

3月のおさえておきたい本

○ 高橋政光『松尾芭蕉』(上)(中)(下)角川学芸出版 各1,800円+税 ○ 加藤仁『城山三郎伝』講談社 1,800円+税 (18日) ○ 火坂雅志『上杉かぶき衆』 実業之日本社 1,600円+税 (中旬) ○ 半藤一利『隅田川の向う側 私の昭和史』 創元社 1,500円+税 (…

宮尾登美子『錦』

宮尾登美子『錦』 中央公論新社 定価 本体1,800円+税 装丁のきらびやかな美しさもさることながら、こうしたしっかりとした本が小説の新刊コーナーに並ぶと、なぜかとてもほっとします。 現代の小説は、多作の著名な作家やテレビなどで話題になった作家たち…

石田衣良『夜の桃』

石田衣良『夜の桃』 新潮社 定価 本体1,600円+税 特に読む気じゃなかったけど、書評ブログの言葉につられてページをめくりだしたら止まらず、 最後まで読んでしまった。 mixiの日記には書いていて、ブログにアップすることは考えていなかったのだけど、 今…

少し道を間違えてる?

マンションと実家の本棚の写真を撮りましたが、 以前からわかっちゃいるけど、 改めて自分の蔵書の大半が古本であることを思い知った。 自分の職業が新刊本屋であるにもかかわらず、 自分の購入する本はほとんど古書。 そのためもあり、書評などを書いたり、…

やっかいなケータイ小説

「電車男」を契機にケータイ小説なるジャンル なんだかんだ言いながら、もう完全な一領域を確立してしまった。 これに同業者の多くは困惑している。 先日、高校の司書の先生も同じ悩みをかかえており、生徒からのリクエストにどこまで応えてよいものかと、相…